内容の濃いインプット講義が無料だったタキザワ宅建予備校が月額制になった。
おなじ系列の小泉司法書士予備校や、山川社労士予備校、藤井行政書士予備校、栗本FP予備校、平野明日香の簿記学校も、月額制になっている(2022年9月現在)。
以上の予備校は、元LEC東京リーガルマインドの実力派講師が講義を担当し、イープロストが運営する共通点がある。
講義を担当する瀧澤宏之先生って、どんな人?
最初に講義を担当する瀧澤宏之先生についてまとめておきたい。先生に対する信頼度が増すことで、講義の内容も頭に入りやすくなるからだ。
瀧澤宏之先生はLEC宅建講座で豊富な指導経験を持ち(一部、公務員講座も担当)、その後独立されてタキザワ宅建予備校を開講。講師歴は30年以上と、まさにカリスマ講師。
10月の宅建試験後には、いち早く解答速報を出す実力派講師です
したがって試験に出る重要ポイントを教える力量は高く、瀧澤宏之先生の講義を聞いて、定評ある「出る順宅建士 ウォーク問過去問題集」を繰り返し解くことで、難関の宅建試験の合格がグッと見えてくる。
【参考動画】 瀧澤宏之先生によるサンプル講義「権利関係1-1」
以前はインプット講義が無料、オプション講座が有料だったが、現在はサブスク(月額制)に
タキザワ宅建予備校がなぜユニークかというと、インプット講義が完全無料で、記述式講座などオプション講座が有料という「フリーミアム」というビジネス形態をとっていたからだ。
しかし他のエープロストが運営する通信講座と同じく、タキザワ宅建予備校も1か月単位で受講できる月額制の通信講座となった。
月額制になると | |
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メリット | 気軽にチャレンジ、低額でスタートできる。 |
デメリット | 1ヵ月当たりの受講料は安いが、この価格は最低4ヵ月受講した場合の特別価格(後述) |
タキザワ宅建予備校は月額3,278円で165時間の講義が見放題だが(価格等は2022年9月現在)、4ヵ月以上受講した場合の料金となっている。
月額制サービスは、以下の条件に当てはまる宅建受験生だけの「お得な割引サービス」です。
・4ヶ月間以上、月額制サービスを継続できる方。
・紙ベースのテキストではなく、PDFベースのテキストで宅建学習が可能な方。
※必要に応じて紙ベースのテキストを、購入することは可能です。
・ダウンロードした教材の「横流し行為禁止」「再販売禁止」を遵守できる方。
引用 タキザワ宅建予備校(赤字部分は筆者によるもの)
オンスクとの比較
ここで同じく月額制で受講できるオンスク(資格の学校TACの関連会社・オンラインスクールが運営)と比較したい。どちらも一長一短があり、ご自分の希望に合わせて選ばれるといいだろう。
なお、タキザワ宅建予備校は月額制での受講だが、楽天市場のタキザワ宅建予備校では、講座単位で購入できる。
比較 | タキザワ宅建予備校 | オンスク |
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講師 | 瀧澤宏之先生(元LEC) | 佐藤信仁先生(TAC) |
講義時間 | 165時間 | 約25時間(注) |
問題演習 | 問題演習システムあり | 全612問 |
質問制度 | あり | なし |
サンプル講義 | 体験講義 | 第1回講義 |
月額 | 3,278円(4ヵ月以上受講した場合) | 1,078円~ |
おすすめ度 | (4.5 / 5.0) | (5.0 / 5.0) |
公式サイト | オンスク |
(注)このほかオンスクでは、「宅建ポイント~覚えよう!重要数字講座」も追加料金なしで受講可能(4時間の講義+102問の問題演習)。
TAC独学道場・宅建講座もある
TACではオンスクのほか、関連会社のTAC出版による「TAC宅建独学道場」も開講している。
サブスクで受講できる通信講座は、短期間だと低い出費で済むが、ダラダラと続けていると思わぬ出費になることがある。
一方、TAC宅建独学道場は月額制ではないので、出費が増えることはない。
TAC独学道場は、独学と通信講座のハイブリッド、全国公開模試の受験も可能!
このTAC独学道場は、独学と通信講座のいいとこどり。基本は紙のテキストで勉強して、難しいところ、重要な個所は動画講義で理解する。
低価格なら、LEC宅建講座の「スキマ時間で宅建合格Webコース」も
これにより講義時間が圧縮できるので低価格が実現できた。同じコンセプトで価格の安い通信講座が、LEC宅建講座の「スキマ時間で宅建合格Webコース 」である。
LEC宅建講座は、宅建指導歴38年以上のパイオニア。講師の質、教材の質、的中実績など、安心して受講できる。
参考価格娘が「値段の安い宅建通信講座6社を比較!LEC・アガルート・TAC、月額制(サブスク)も」
スキマ時間で宅建合格Webコース | |
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講義時間 | 約60時間 |
価格 | 公式サイトで要確認 (時期により割引キャンペーンあり) |
サンプル動画 | 担当講師・有山あかね先生のガイダンス |
公式サイト | LEC宅建講座 |
【サンプル動画】「宅建士合格お役立ちガイダンス」
さて、TAC宅建独学道場について話を戻そう。低価格でありながら、次のようなコンテンツを用意している。
- TAC宅建講座の実力派講師による講義DVD(Web動画コースも)
- 合格テキスト・過去問題集
- 問題集の解説DVD(Web動画コースも)
- 予想問題集
- 直前答練
- 全国公開模試
- 直前予想問題集
- 無敵の予想大会
などオールインパックの教材である。また「質問カード」や受講生によるコミュニティーSNS「無敵クラブ」などが用意されているので、独学でも挫折がしにくい。
他の通信教育と異なり、独学と通学の良い面だけを揃え、そして費用も手軽な宅建独学道場が一番のおすすめだ。
まとめ、一日も早くスタートを
ここまで月額制で学習できるタキザワ宅建予備校やオンスク、低価格が特長のTAC宅建独学道場、スキマ時間で宅建合格Webコース(LEC宅建講座)などについて比較してきた。
宅建試験の攻略法は極めてシンプルだ。試験に出る重要個所(過去の出題傾向からはっきりしている)を理解し、過去問をひたすら繰り返すだけ。ぜひ早くスタートを切ろう。それだけ合格に近くなる。
繰り返しになるが、宅建試験は相対評価で合格が決まる。したがって模擬試験を利用して現在の位置を常に確認したい。
LEC宅建講座では、全国規模で実施する無料模試「ゼロ円模試」がある。費用を抑えたい方は、ゼロ円模試を利用するなど工夫をされたい。