。内容の濃いインプット講義が無料だった藤井行政書士予備校が月額制になった。
おなじ系列の小泉司法書士予備校や、山川社労士予備校、タキザワ宅建予備校、栗本FP予備校、平野明日香の簿記学校も、月額制になっている（2022年9月現在）。
以上の予備校は、元LEC東京リーガルマインド
の実力派講師が講義を担当し、イープロストが運営する共通点がある。
講義を担当する藤井慎哉先生って、どんな人？
最初に講義を担当する藤井慎哉先生についてまとめておきたい。先生に対する信頼度が増すことで、講義の内容も頭に入りやすくなるからだ。
藤井慎哉先生は司法試験に合格し、現在は弁護士として活躍。元LEC東京リーガルマインド・京都駅前本校の実力派講師（当時は司法書士講座を担当）であり、その後独立されて藤井行政書士予備校を開講された。
したがって試験に出る重要ポイントを教える力量は高く、藤井慎哉先生の講義を聞いて、定評ある問題集 を繰り返し解くことで、難関の行政書士試験の合格も見えてくる。
【参考動画】 藤井慎哉先生による動画解説（学習の進め方）
以前はインプット講義が無料、オプション講座が有料だったが、現在はサブスク（月額制）に
藤井行政書士予備校がなぜユニークかというと、インプット講義が完全無料で、記述式講座などオプション講座が有料という「フリーミアム」というビジネス形態をとっていたからだ。
しかし他のエープロストが運営する通信講座と同じく、藤井行政書士予備校も1か月単位で受講できる月額制の通信講座となった。
| 月額制になると | |
|---|---|
| メリット | 気軽にチャレンジ、低額でスタートできる。 |
| デメリット | 1ヵ月当たりの受講料は安いが、この価格は最低10か月受講した場合の特別価格（後述） |
藤井行政書士予備校は月額3,828円で208時間の講義が見放題だが（価格等は2022年9月現在）、10ヵ月以上受講した場合の料金となっている。
月額制サービスは、以下の条件に当てはまる行政書士受験生だけの「お得な割引サービス」です。
・10ヶ月間以上、月額制サービスを継続できる方。
・紙ベースのテキストではなく、PDFベースのテキストで行政書士学習が可能な方。
※必要に応じて紙ベースのテキストを、購入することは可能です。
・ダウンロードした教材の「横流し行為禁止」「再販売禁止」を遵守できる方。
引用 藤井行政書士予備校（赤字部分は筆者によるもの）
オンスクとの比較
ここで同じく月額制で受講できるオンスク
（資格の学校TACの関連会社・オンラインスクールが運営）と比較したい。どちらも一長一短があり、ご自分の希望に合わせて選ばれるといいだろう。
なお、藤井行政書士予備校は月額制での受講だが、楽天市場の藤井行政書士予備校では、講座単位で購入できる。
| 比較 | 藤井行政書士予備校 | オンスク |
|---|---|---|
| 講師 | 藤井慎哉先生（元LEC） | 藍澤摩智子先生（元TAC） |
| 講義時間 | 208時間 | 約25時間 |
| 問題演習 | 問題演習システムあり | 全581問（多肢選択式問題を含む） |
| 質問制度 | あり | なし |
| サンプル講義 | 体験講義 | 第1回講義 ｜ 多肢選択問題 |
| 月額 | 3,828円（10か月以上受講した場合） | 1,628円～ |
| おすすめ度 | (4.5 / 5.0) | (4.0 / 5.0) |
| 公式サイト | オンスク |
TAC独学道場・行政書士講座もある
TACではオンスクのほか、関連会社のTAC出版による「TAC行政書士独学道場」も開講している。
サブスクで受講できる通信講座は、短期間だと低い出費で済むが、ダラダラと続けていると思わぬ出費になることがある。
一方、TAC行政書士独学道場は月額制ではないので、出費が増えることはない。
TAC独学道場は、独学と通信講座のハイブリッド、全国公開模試の受験も可能！
このTAC独学道場は、独学と通信講座のいいとこどり。基本は紙のテキストで勉強して、難しいところ、重要な個所は動画講義で理解する。
低価格なら、高い合格率のS式合格講座（LEC行政書士講座）も
これにより講義時間が圧縮できるので低価格が実現できた。同じコンセプトで価格の安い通信講座が、LEC行政書士講座のS式合格講座 
である。
参考価格娘が「値段の安い行政書士通信講座6社を比較！LEC・アガルート・TAC、月額制（サブスク）も」
| S式合格講座 | |
|---|---|
| 講義時間 | 約60時間 |
| 価格 | 45,000円 |
| このほか | 2021年度の合格率は約35%（全国平均の約3倍） |
| 公式サイト | LEC行政書士講座 |
【サンプル動画】「担当講師が徹底解説！スマホでS式合格講座」
さて、TAC行政書士独学道場について話を戻そう。低価格でありながら、次のようなコンテンツを用意している。
- TAC行政書士講座の実力派講師による講義DVD（Web動画コースも）
- 合格テキスト・過去問題集
- 問題集の解説DVD（Web動画コースも）
- 予想問題集
- 直前答練
- 全国公開模試
- 直前予想問題集
- 無敵の予想大会
などオールインパックの教材である。また「質問カード」や受講生によるコミュニティーSNS「無敵クラブ」などが用意されているので、独学でも挫折がしにくい。
他の通信教育と異なり、独学と通学の良い面だけを揃え、そして費用も手軽な行政書士独学道場が一番のおすすめだ。
まとめ、一日も早くスタートを
ここまで月額制で学習できる藤井行政書士予備校やオンスク、低価格が特長のTAC行政書士独学道場、S式合格講座（LEC行政書士講座）などについて比較してきた。
大切なことは、一日でも早くスタートする（先手必勝）ことだ。月額制で勉強できれば、ハードルがさがる。ぜひ合格に向けてスタートしよう。
