2023年10月15日(日)に行われた令和5年度宅建試験(宅地建物取引士試験)の解答速報・無料成績診断・動画解説などのまとめです。
昨年度は問37が割れ問になり、合格ライン予想に大きく影響しました。今年も割れ問があり次第、人気講師の分析・解説をまとめます。また、大手予備校の実力派講師による分析は、宅建講師ブログも参考にされるといいでしょう。
大手スクールによる解答速報
スクールにより解答速報の公開の他、解答速報会や分析動画の公開など関連コンテンツを用意。今回の宅建試験の難易度・合格ライン予想・出題傾向、割れ問の分析等に参考にしてください。
LEC宅建士講座
LEC宅建士講座では、2023年10月15日(日)17:00から順次、解答速報を公開する予定です。またLEC宅建士講座でも本試験終了後の16:30から解答速報会を実施。この解答速報会はYouTubeによるライブ配信が予定されています。
アガルート宅建講座
アガルート宅建講座(令和4年度合格率59.5%)では、元大手スクール講師の林裕太先生、工藤美香先生らによる動画解説を試験日当日の18 :30より順次公開。正解番号、難易度分析、予想合格ラインの発表など盛りだくさんです。
フォーサイト宅建講座
フォーサイト宅建講座(令和4年度合格率75%、合格者872名)では2023年10月15日(日)に「解答速報」を公開します。また「講評」および「解説動画」の公開も。講評では各科目の難易度や、予想合格ラインに注目です。
資格スクエア宅建講座
YouTubeでも大人気の森T(森広志先生、元資格の大原)らが講義を担当する資格スクエア宅建講座。
今年度の宅建試験を徹底分析し、本試験から10日後に予想合格ラインを発表するので、信頼性も抜群です!
【予想動画】「【2023年度宅建試験】合格点予想・講評LIVE」
資格の大原
資格の大原・宅建士講座では、試験日当日の2023年10月15日(日)19:00から解答速報を公開する予定です。また大原では「本試験採点サービス」「問題・解答解説 閲覧サービス」「合格ライン予想会」などの関連イベントも無料で実施します。
<3>合格ライン予想(登録講習修了者の方は問1~問 45 のご自身の得点に「+5 点」でご覧ください。)
38点 合格の可能性が高いものと予想します。
37点 確定的ではありませんが、合格ライン上にあるものと予想します。
36点 現時点では合否の判別ができません。合格発表をお待ちください。(中略)
※試験問題の講評・合格ライン予想は、10 月 21 日現在の資格の大原独自の見解で作成/提供しており、11 月 21 日に公表される実際の結果と異なる場合がございます。また、試験問題の講評・合格ライン予想の根拠等につきましては、電話等でのお問い合わせは受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。
引用 資格の大原・宅建講座 試験概要と合格ライン予想(リンク先にて、PDFファイルで提供)
生涯学習のユーキャン
宅建士試験対策講座を開講する生涯学習のユーキャンでも解答速報を公開する予定です。解答速報は正解番号が判明した問題から公表します。なお解答速報の更新状況はユーキャンの解答速報ツイッターでもお知らせする予定です。
クレアール宅建講座、人気書籍「非常識合格法」のプレゼントも
通信講座のクレアールでも解答速報を公開します。公開は10月15日(日)19時を予定しています。また氷見敏明クレアール講師による本試験分析会動画配信は10月下旬に公開します。
なお、クレアール宅建講座では人気書籍「宅建士非常識合格法」書籍をプレゼントしています(先着100名さま)
資格の大栄
資格の大栄では、試験日当日の2023年10月15日に宅建試験の解答速報を公開します。大栄・解答速報はこちら
日建学院宅建講座
日建学院の解答速報は、試験日当日の2023年10月15日(日)17:30頃から公開する予定です。
なお日建学院では解答速報と共に、「予想合格ライン」と「本試験講評(総評)」を同時に公開します。いち早く予想合格を参考にしたい受験生の方におすすめです。日建学院の解答速報はこちら
TAC宅建士講座
TAC宅建士講座では試験日当日の2023年10月15日(日)16:30から解答速報を公開する予定です。
また17:30からは、解答速報会イベントを実施。この解答速報会の模様はネットでの同時配信も。TAC解答速報はこちら
住宅新報社
「パーフェクト宅建シリーズ」でお馴染みの住宅新報社の解答速報。公開時間は未定です。なお、住宅新報社が発行する新聞紙「宅建試験 解答速報号(有料)」も発行予定。2023年度宅建士試験の解説を知りたい受験生の方におすすめです。住宅新報社・解答速報はこちら
(画像はイメージです。)
無料成績診断サービス
宅建試験を受験された方におすすめなのが、無料成績診断サービスです。
大手スクールを中心に実施される無料成績診断サービスですが、参加者間の順位・予想得点・合格ラインなどの各種データが提供される予定です。なお締切期限に注意してください。
LEC宅建士講座
LEC宅建士講座で無料実施されるのが、「無料成績診断」です。こちらも試験終了後から登録受付を開始します。なお締切期限に注意してください。試験結果の閲覧期間など詳細な実施要項については、LEC解答速報ページで御確認ください。
資格の大原
資格の大原では「本試験採点サービス」を実施。この本試験採点サービスで集計されたデータから、「収集した解答データをもとに合格ライン予想を行いますのでぜひ、ご利用ください(大原サイトより)」とあるように予想合格ラインが分かります。
資格の大原の予想合格ラインの××です(2023年10月15日現在)
関連記事 宅建試験無料成績診断、ボーダーラインの予想に【TAC・LEC・大原まとめ】(各スクールの実施時間などを掲載。)
TAC宅建士講座
資格の学校TACでは、「本試験データリサーチ」を実施する予定です。この「本試験データリサーチ」とは「インターネットを活用して日本全国の受験生から解答データを収集し、より精度の高い得点分析結果を提供する、TAC独自の画期的な解答分析サービス(TACサイトより引用)」です。
相対評価で合格基準(合格ライン)が決まる宅建士試験では、ご自分の予想得点に加えデータ分析が重要になります。そんな試験得点データの分析におすすめの無料サービスです。TAC「本試験データリサーチ」はこちら
講評(大手スクール・講師によるもの)
フォーサイト宅建講座の講評
試験講評
令和5年10月15日(日)に、令和5年度宅地建物取引士資格試験が実施されました。
受験されたみなさま、お疲れさまでした。今回の試験について、全体的な難易度は、「標準レベル」という印象でした。
例年通り、権利関係については最低限の得点をし、宅建業法、法令上の制限、その他の法令でいかに得点できるかがポイントといえます。
宅建業法について
【出題数】
*例年通り、50問中20問(問26から問45)【出題内容の分析】
*全体としては「標準」レベルの問題でした。
*3大書面など定番テーマからの出題がなされ、知識としては過去問レベルと言えますが、問われ方が難しく感じる問題もありました。例年通り、宅建業法での高得点が合格へのカギということができます。引用「フォーサイト「令和5年度講評」ページ」
(法令上の制限、その他の法令、権利関係の難易度や出題傾向、合格ライン予想については、フォーサイト講評ページで御確認ください)
日建学院の講評(2023年10月15日現在のもの)
総評
今年度の宅建試験について、全体的な難易度は、昨年の試験と同様にやや易しかったといえる。権利関係は、昨年の試験と比較して、難易度は同程度でやや難しかったといえる。
昨年出題された個数問題は、今年も1問出題された。
また、組合せ問題も1問出題された。
問1では、判決文問題という特徴のある形式の問題が今年も出題された。
問2では、今年の改正の目玉である『相隣関係』について出題があった。
また、改正については『共有』も目玉ではあったが、こちらは出題がなかった。
問7では、『相続』について出題されたが、配偶者居住権をテーマとして単独1問の出題がされたのが特徴的だった。
問10では、『抵当権』について出題されたが、順位の放棄というやや細かい内容について問われた。
いわゆるマイナー項目からは、問2『相隣関係』、問5『不在者財産管理人』から、合計2問も出題があった。
また、マイナー項目の出題が多かった影響からか、『意思表示』や『代理』『不法行為』など、重要項目ではあるが、出題されなかった項目が今年も多かった。
全体として解きづらい問題も一部出題されたが、得点できる問題も出題されたといえる。
(以下、省略)引用「日建学院|令和5年 本試験解答速報」
https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/housing/road/kaisoku/index.aspx
分析動画(講評動画)
試験終了後には各スクールから解答速報が公開されますが、合格に向けて正解すべき問題などは分かります。これに役立つのが分析動画です。
また今回の試験の難易度、出題傾向の分析にも役立つでしょう。そこでフィードバックにおすすめの分析動画(講評動画)を紹介します。
フォーサイト宅建講座
フォーサイトは試験日当日に解説動画を公開します。速報版の合格ラインは××点(2023年10月15日20時現在)です。
「2023年度宅地建物取引士『解答速報&試験解説』」
LEC宅建士講座
LEC宅建講座で試験日夕方に実施される「2023宅建士試験 解答速報会ライブ」。LECの人気講師陣が分析。約1時間の収録内容です。
予想合格ラインは××点です(2023年10月15日時点)
アガルート宅建講座の総評動画&林裕太先生、工藤美香先生の合格ライン予想
本試験当日の18:30から令和5年度宅建試験の総評(講評動画)が公開されます。
そして21時30分からは、アガルート宅建講師陣(林裕太先生、小林美也子先生、工藤美香先生)による予想合格ラインの発表です。
TAC宅建士講座
TAC宅建士講座では試験日当日に、TAC校舎で行われる解答速報会の模様を解答速報会LIVEとしてネット同時配信する予定です。また試験日翌日から期間限定で、この収録動画を無料公開する予定です。
住宅新報社
昨年度は山口朝重先生(エル・エー宅建講座)らによる動画解説。予想合格ラインの発表も。
LEC水野健先生ら講師陣による合格ライン予想(最終版)
LEC水野健先生や日建学院や吉野塾で受験指導をする吉野哲慎先生らによる合格ライン予想。合格ライン予想は動画中でコメントされています。
「2023宅建本試験を語る(最終版)」
タキザワ宅建予備校
「2023年度宅建本試験 所感」
宅建渋谷会
元LEC宅建講座の人気講師・佐伯竜先生が開講する宅建渋谷会。動画の最初に令和5年度本試験の予想合格ライン(37±1点)の発表も。
ユーキャン
ユーキャンは昨年度は試験日当日に解説動画を公開しました。
日建学院
日建学院では、試験日当日の2023年10月15日(日)に、Youtubeにて解答速報動画を配信します。
なお、前回の試験では以下の内容で配信しました。
- 第1部 試験全体の特徴~権利関係 解説
- 第2部 法令上の制限~税法や価格の評定 解説
- 第3部 宅建業法~5問免除科目 解説
- 第4部 合格ライン推定発表/日建学院からのお知らせ
九州不動産学院
九州不動産学院でも解答速報会動画を試験日当日のYoutubeにて公開する予定です。なお公開時間は18:00以降を見込んでいます。
「令和5年度 宅地建物取引士 解答速報」
解答解説集プレゼントサービス
解答速報の正解番号だけではなく、今回の宅建試験を分析したいと考えている受験生の方におすすめの無料サービスが「解答解説集プレゼントサービス」です。ここでは無料送付サービスを実施する宅建スクールを紹介します。
日建学院宅建講座
日建学院でも無料送付サービスを行う予定です。「全50問の問題・解答解説はもちろんのこと、総評や正答率一覧などが掲載された試験データ満載の冊子(日建学院サイトより)」ですので、2023年宅建試験の難易度分析などに役立つと思います。なお申し込み方法など実施要項については、日建学院解答速報ページで御確認ください。
みんなの解答速報
頂いたコメント(感想)
問37は1.2とも正解にしてほしい
(ポキ様、2023年10月17日11:02 AM)
有名講師の分析は?
本試験の分析は、LEC東京リーガルマインドやアガルートなどで実施される分析イベントを利用するのがおすすめですが、有名講師による分析(講師ブログ)も参考にしたいところ。
講師個人による分析であり、所属するスクール見解とは限りません
宅建講師ブログ | 試験部
フォーサイト・資格の大原・ゼミネット・LEC東京リーガルマインド・クレアール・宅建みやざき塾など講師ブログの最新記事です。講座の特長も。
shikaku-pass.net
試験のスケジュールなど
・試験の実施 令和5年10月15日(日)午後1時から2時間(ただし、登録講習修了者は、13時10分から15時までの1時間50分)。
・合格発表日 令和5年11月21日(火)を予定しています。
そのほか宅建試験に関する注意点や実施要項等については、試験を実施する「一般財団法人 不動産適性取引推進機構」のホームページで御確認ください。
公式サイト 一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 | 宅建試験のスケジュール
まとめ
ここまで2023年度宅建士試験の解答速報・無料成績診断・動画解説・解答解説冊子無料送付サービスなどに見てきました。
宅建試験は不動産系資格の入門とされますが、合格率は約15%であり、また法律の学習経験がある受験生の方も受験される現状を考慮すれば、合格が易しい試験とは言えません。
そんな宅建士試験ですが、合格は相対評価で決まるため、より精度の高い情報を得るようにしましょう。それには今回ご紹介した大手スクールによる解答速報や無料成績診断サービス、講評動画を参考にすることです。
どのコンテンツも無料で利用することが可能なので、ぜひ合格ライン付近にいる受験生の方はフル活用されてみてはいかがでしょうか。