令和2年度(2020年度)司法書士試験対策の学習も直前期に入ろうとしている。これからの学習はテキストや過去問題集等、現在使っている教材の復習と並行して、本試験を意識したシミュレーション学習にも取り組んでおきたい。
もっとも司法書士試験の出題範囲は極めて広く、民法や会社法、不動産登記法などの中心科目に加え、民事訴訟法、刑法、憲法などマイナー科目対策も採る必要がある。
そこでメリハリのある学習をしたい受験生の方におすすめなのが、TAC出版の「無敵の司法書士 2020年本試験予想論点表」である。これはタイトルにもあるように2020年度本試験で出題が予想される論点をズバリ予想するもの。昨年度に引き続き、今年も満を持して出版された。
この「2020年本試験予想論点表」だが、3つの部分に分かれている。まず第1部は「本試験完全シミュレーション」。Wセミナー(TAC)司法書士講座の講師陣が昨年度の筆記試験を徹底分析し、2020年本試験の出題をズバリ予想する。
次の第2部は「予想論点表」。出題が予想される論点を表形式で紹介している。したがって視覚的にも力を入れておきたい分野が分かりやすい。また気を付けるべきポイントが記載されているので、この点も押さえておきたい。
そして第3部は「ポイントチェック」。重要論点をコンパクトにまとめた要点集だが、最近の法改正も扱っているのがうれしい。特に独学者の場合だと、法改正までフォローしきれないケースがあるが、このポイントチェックの活用をおすすめしたい。
このように本書は2020年度筆記試験向けの出題予想に特化した書籍となっている。もちろん時間に余裕があれば、論点を網羅的に学習することは当然だが、とにかく出題範囲が広い司法書士試験においては、出題予想を参考にした学習も一つの方法だろう。ご自分の学習の進み具合に合わせて、うまく活用して頂きたい。「無敵の司法書士 2020年本試験予想論点表」の詳細はこちら
▲ 今年もWセミナー講師陣がズバリ予想する「無敵の司法書士 本試験予想論点表」。超直前期には総まとめとしての利用方法も。
また法改正や試験対策の最新情報については、司法書士講師ブログを参照されるのも良いだろう。Wセミナー、LEC東京リーガルマインド、伊藤塾、辰巳司法書士講座、資格スクエア等の講師によるブログ最新記事を知ることができる。