【PR】 行政書士

【行政書士試験】2023記述式無料採点サービス、LEC・フォーサイト・TAC・辰巳講評動画・有力講師の採点予想まとめ

2023年11月20日

合格を左右する記述式

行政書士試験において大きな配点を占める記述式問題。300点満点中の60点という配点なので、出来次第で合否が決まると言っても過言ではない。

平成18年から試験制度が大きく変わった行政書士試験であるが、新試験制度になってからは合格率が上下している傾向が見受けられる。

【参考】過去数年間の合格率

平成25年度 10.10%
平成26年度 8.27%
平成27年度 13.10%
平成28年度 9.95%
平成29年度 15.72%
平成30年度 12.70%
令和01年度 11.50%
令和02年度 10.70%
令和03年度 11.18%
令和04年度 12.13%

記述式の予想得点が知りたいです

この記述式問題であるが、出題者の意図を把握し、適切な判例知識等を引出し40字前後で答案にする必要がある。採点基準は公開されておらず、このため合格ラインを突破しているか分からない。

記述式の無料採点を実施するスクールまとめ

前置きが長くなった。この記述式採点を無料で行う大手スクールを紹介したい。受験生の方のなかには解答速報の模範解答を元に、ご自分で採点を行う方もいらっしゃるだろう。

しかし過去の試験情報が蓄積された大手スクールによる無料採点である。これを利用しない手はない。

LEC東京リーガルマインド

資格指導の大手であるLEC東京リーガルマインドでは、無料成績診断サービスの一環として、40字記述式採点を行う

LECは記述も採点!2023年11月12日(日)18時~登録受付開始!

あなたの答案を無料で成績診断いたします!合格発表よりも前に、ご自身の成績と他の受験生の解答状況を確認するためにも、ぜひご利用ください。
※採点はLECの見解によるものです。合否を保証するものではありません。

成績診断スケジュール
(続きはLECサイトで)
引用無料成績診断 - LEC行政書士講座

LEC無料診断サービス
▲無料成績診断の一環として、今年も記述式の無料採点を実施!(画像は平成29年度LEC行政書士講座「無料成績診断」ページから)

試験ガイド
試験ガイド

実施スケジュールは次の通りです。

LEC成績診断(記述採点含む)
登録期間2023年11月12日(日)18:00から
2023年11月19日(日)23:59まで
成績結果
閲覧期間
2023年12月6日(水)18:00から
2024年1月28日(日)23:59(予定)
公式サイトLEC行政書士講座「無料成績診断

フォーサイト行政書士講座

令和4年度合格率54.1%1全国平均の4.46倍)のフォーサイト行政書士講座では「自己採点サービス」を期間限定で実施している。

この「自己採点サービス」内で、記述式の採点基準(キーワード)と予想配点が記載されており、得点予想をしたい受験生の方におすすめ。

令和5年度 行政書士試験の解答速報・試験講評
(中略)
ご自身で採点が行える自己採点機能も公開いたしますので、ぜひご活用ください。
※公開日は変更となる可能性があります。
引用令和5年度 行政書士試験の解答速報・試験講評(フォーサイト行政書士講座)

試験ガイド
試験ガイド

合格ライン付近の受験生の方におすすめです

フォーサイト記述式、採点基準
▲記述式の採点基準と予想配点が掲載されている(画像はフォーサイト行政書士講座から。なお予想配点はモザイクをかけています)

記述式試験講評

フォーサイトでは、記述式の試験講評も掲載している。

令和5年度 行政書士試験の解答速報・試験講評

(中略)
4.行政法(問題8~問題26、多肢選択式:問題42・問題43、記述式:問題44)

(中略)
記述式については、例年通り問題44の1問が出題されました。
今年の行政法の記述式は、難しい印象です。

ただし、問題文にもヒントが書かれているような印象もありますので、うまく嵌った方は部分点が狙える可能性があると思います。
その意味で、記述の結果次第という点数の方は勝負の分かれ目となる問題かもしれません。

全体としては、難しい問題やイレギュラーな出題は散見されるものの、条文や著名な判例を学習しておけば得点ができる分野が中心という印象です。

ここ数年の傾向からしても大きな変更はないと思います。

5.民法(問題27~問題35、記述式:問題45、問題46)

以下、省略。なお、民法の記述式については、公式サイトでご確認いただきたい↓

引用令和5年度 行政書士試験の講評|フォーサイト行政書士講座

東京法経学院・笠原裕明先生の採点予想

今年もやります!東京法経学院・行政書士講座の笠原裕明先生による試験講評。

[記述式]
問題44は,仮の差止めに関する問題でした。「誰に対して」という部分が,仮の差止めの申立てをする機関なのか,それとも,被告を誰にするのかのいずれを問題としているのか,判然としない問題で,受験生の方は戸惑われたかもしれません。
 問題45は,抵当権の物上代位に関する条文問題でした。民法372条の準用する304条の要件の問題であり,基礎的知識に属する問題でした。
 問題46は,請負契約における契約不適合責任の問題でした。請負契約は,有償契約であり,売買の規定が準用される (559条本文) ことを知っていれば,売買契約における契約不適合責任を思い出して答えられたのではないかと思います。
 ある程度学習された方であれば,いずれの問題においても,10点以上,得点を取ることができたのではないでしょうか。

続き、および法律科目の分析は、東京法経学院サイト↓でご確認ください

引用 令和5年度行政書士試験の講評|東京法経学院・行政書士講座

寺本康之先生の試験講評動画

東京法経学院のエース級講師・寺本康之先生(元伊藤塾・予備試験講座)による講評動画。

\人気・実力ともにトップクラス!/

【動画】「令和5年度 行政書士試験 講評|東京法経学院|寺本康之 専任講師」

アガルート行政書士講座

令和4年度合格率56.17%2(全国平均の4.63倍)のアガルート行政書士講座。

アガルートでは、2020年度、2021年度と先着150名様限定で記述式答案の無料採点を行ってきたが、2023年度については実施の有無は不明(2023年11月10日現在。なお、2022年度は実施せず)アガルート解答速報はこちら

試験ガイド
試験ガイド

またアガルートでは、分析講義動画の公開など、得点予想に役立つコンテンツも

参考までに、2021年度のもの↓

林講師・相賀講師の再現記述添削サービス【限定150通】
林裕太講師・相賀真理子講師が採点し,コメントを付して返信いたします。
ご返送につきましては11月末を予定しております。

引用「【解答速報】行政書士試験|アガルートアカデミー」

なお、採点基準は林裕太先生ら独自のものであり、試験を実施する行政書士試験研究センターの採点基準と一致するとは限らない。

もっとも、林裕太先生は行政書士試験の指導実績が豊富で、しかも記述式の問題集まで執筆している。したがって、その採点基準は注目に値するだろう。合格ライン付近の受験生の方におすすめと言える。

アガルート行政書士講座、記述式無料採点
▲解答速報のほか、速報版の分析動画の公開も。(画像はアガルート行政書士講座・解答速報ページから)

【動画解説】「講師3人による全体総評・後半【法令多肢・一般知識・記述】|アガルート行政書士講座」

TAC行政書士講座

資格の学校TAC・行政書士講座でも40字記述式問題の採点を行う。

こちらは解答速報内ページにある本試験無料採点サービス「本試験データリサーチ」から入力するもので、記述式問題も含め全ての解答を入力すると、後日成績結果を提供する。

\あのカリスマ講師が教える非常識な合格法!先着100名さまにプレゼント/

プレゼントページはこちら→

なお締め切り期限が設定されているので、利用を考えている受験生の方は注意をして頂きたい。TAC本試験データリサーチはこちら

記述式も採点!無料Web採点サービス実施
『本試験データリサーチ』
(中略)
解答入力画面より、設問ごとの解答を入力してください。記述式の解答につきましても画面上で入力してください。記述式の解答は、45文字以内で、改行は使用しないでください。

引用TAC解答速報ページ

TACデータリサーチ
▲40字記述式採点も無料で実施。TACの本試験データリサーチ(画像は平成29年度に実施された解答速報ページから)

辰巳法律研究所・行政書士講座の記述式講評動画

辰巳法律研究所では、山田講師(元伊藤塾)、竹内講師(元伊藤塾)による記述式分析動画を公開している。

【動画】「2023行政書士本試験 記述式 速報」

(公開待ちです。)

講師の分析も参考に

各スクールの分析とは別に、講師が個別に分析記事を掲載している。所属するスクールの公式見解と一致するわけではないが、指導経験豊富な実力派講師による分析。こちらも併せて参考にされるといいだろう。

LEC横溝慎一郎先生の採点予想

講師歴20年以上のレジェンド・横溝慎一郎先生(LEC行政書士講座)による記述式採点予想。なお、LEC行政書士講座の公式見解ではない。

2023年11月18日(土) 01時58分18秒
記述式の採点が激辛か激甘か、そして多肢選択憲法について

(中略)
激辛採点か?激甘採点か?

無料成績診断の結果も出揃ってきました。

詳しくは23日の本試験詳細解説会でお話ししますが、ここ数年の結果と比べて今年がどうなのか?について簡単に書いておきます。

まずよく引き合いに出される2014年度と比べてどうなのか?から。

2014年度は合格点を166点に下げる特例措置が発動された年です。

「なんか難しかったから、2014年度並みなのでは?」と思っているそこのあなた。

そんなことありせんからーざんねん!(このネタだれだっけ?)

2014年度は平均点が134.9点でした。

2023年度は平均点が154.5点です。

ここ5年ですと、1番低いのが2019年度で149.7点、1番高いのが2021年度で158.6点でした。

ちなみに今回は2020年度とほぼ同じです。

2022年度と比べても2.3点低いくらいに止まりました。

その結果、そこまで激甘、そこまで激辛でもない。

言ってみれば「普通」の採点が行われるのではないかと予想しています。

難しいのは何を持って「普通」と考えるのか?です。

たとえば、問題44については、
(続きは、横溝慎一郎先生の公式ブログで↓)

【11月23日はLEC行政書士エキスポ!】横溝慎一郎先生の本試験詳細解説会あり

2023年11月14日(火) 23時48分17秒
2023年度行政書士試験記述式について
テーマ:2023本試験

今回は記述式について、感じたことを書いてみます。

全体講評
3問とも「何の話であるかわからない」とはならないような問題でした。
行政法は相変わらず問題文が長かったですが、民法は2問とも短く、問われていることをつかみやすくしてあったのが印象的でした。
それだけに受験生によって、出来不出来がはっきり分かれるだろうとも言えます、
採点がブラックボックス化している点は否めませんが、問題で求めていることがきちんと書いていないと点数がもらえないというのは、当然の話だと考えてください。

問題44
ファイナル模試の問題44と解答のポイントは完全に同じでした。

「誰に対して」という表現に惑わされ「裁判所に対して」と書いた人が若干いたようです。
「誰に対して」のあとが「どのような手段をとることが有効適切か」となっているので、争う相手=被告を書いてほしいという出題者の意図を読み取るべきではあったのでしょう。

また「Y市議会」、「Y市議会の懲罰委員会」と書いていた人も多かったですね。

厳しく見ると、「誰に対して」を間違えると0点でも文句はいえません。

「どのような手段」については、より具体的に書く方がよりよいとは思いますが、単に「差止めの訴えを提起し、あわせて仮の差止めの申立てをする」でも悪くはないと思います。

「仮の差止め」を提起するとか、差止めの訴えと併合提起すると書いた場合は、大幅な減点を覚悟したほうがよいでしょう。

また別の訴訟類型を書いた場合や、「差止めの訴えと執行停止の申立て」といったミスをした場合は、この部分は点がつかないと考えた方がよさそうです。
問題45、問題46の分析は、横溝慎一郎先生の公式ブログで↓

【動画】「横溝先生の2023年行政書士本試験所感速報!」(2023年11月14日(火)に収録されたもの)

速報版

2023年度行政書士試験講評(速報版)
テーマ:行政書士試験戦略的学習法

(中略)
記述式講評
行政法はファイナル模試でも出題した差止め訴訟と仮の差し止めの申立てを書かせるものでした。

民法は、2006年以来の物上代位と契約不適合責任でした。請負契約における契約不適合は、民法20点アップ道場でケーススタディとして出していましたね。

択一式における行政法の正解数が伸びない恐れもありますので、記述式がどのくらい書けたかは合否を大きく左右しそうです。3問で30点くらい取れているのが理想ですね。

まとめ
行政法択一式の難易度が高かったことも影響し、記述式を除いて140点台後半という人が多いのではないかとみています。

ただある程度力のある人だと、150点台後半に届くのではないかなと。

いずれにしても、「記述式次第」になる人は例年以上に多くなりそうな雰囲気ではありますね。

続きは横溝慎一郎先生の公式ブログで↓

LEC野畑講師の採点予想

LEC行政書士講座のエース講師で、「行政書士試験のトリセツシリーズ」の著者・野畑先生による記述式の見解。なお、LEC行政書士講座の公式見解ではない。

令和5年(2023年)度行政書士試験講評~択一成績リサーチ(第1弾)を踏まえて~
NEW!2023-11-13 17:17:45

(中略)
択一140~150点台で記述の結果次第・・・という受験生が多いのではないかと推測されます。

記述式について
3問とも、「問われている論点すらわからない(受験生の中で解答が割れる」ということはなく、
問44「差止めの訴え&仮の差止め」
問45「物上代位」
問46「契約不適合責任」
というのは判断しやすかったと思います。

なので、論点ズレ(特に問44を取消訴訟などにしてしまう等)は0点の可能性があります。

それを踏まえたうえで、「じゃあ正確に記載できるか」というと、それはまた難しい問題です。

例えば・・・
問44
差止めの「訴え」、仮の差止めの「申立て」と書けたか。
被告適格を「Y市」と書けたか。
※「出席停止の議決差止め」と具体的に書けたかどうかで点数に差がつくのかは正直わかりません。(もちろん、書けていたほうが理想です。)

問45
「抵当権に基づく物上代位(権)」「払渡し前に差押さえ」と書けたか。

問46
「契約不適合責任」と書けたか、「代金減額請求」「損害賠償請求」「解除」の3つを書けたか。

このあたり、まだ添削数が少ないのでなんとも言えませんが、3問とも予備校の解答例通り書けた方は多くはないようです。

記述の採点基準はどうなるのか
現時点では、記述の採点を過剰に厳しくすることはないと考えています。
論点ズレは0点の可能性がありますが、3つのうち1つ誤っているとか、法的手段や根拠を書き忘れた等でばっさり0点というのは考えにくく、記載に応じた点数は返ってきそうな印象です。(微妙な加点・減点はありそうですが、そこはもう完全にブラックボックスです)

続きは、野畑先生の公式ブログで↓

【総評動画】本試験分析と結果からみる今後の過ごし方(2023年11月19日現在のもの)

記述式の解説は、開始後9分40秒ごろから、約15分間。

【分析動画】成績リサーチ(途中経過)からみる本試験傾向と記述採点予想(2023年11月15日現在のもの)

速報版

令和5年(2023年)度行政書士試験講評~雑感~
NEW!2023-11-12 19:51:02

(中略)
記述式
3問とも論点を把握しやすいことを考えると、昨年より易化していると考えます。

ただ、あの緊張感のなかで正確な記載ができるかというとなかなか難しいともいえるので、これから受験生のみなさんが書いた解答をしっかり確認しながら分析したいと思います。

問44
差止めの訴えと仮の差止めというオーソドックスな内容を聞いてきました。
訴えの「提起」、仮の差止めの「申立て」と記載できたかは重要です。
あとは、問題文から明らかなので記載しなかった受験生もいたかもしれませんが、「出席停止処分の差止め」と具体的に記載できたかどうかで点数に差がつくのかは気になるところです。

問45
抵当権の物上代位について、オーソドックスな事例で出題されました。
「物上代位」「払い渡しの前に差押さえ」というキーワードがしっかり入っているかどうかがポイントだと思います。

問46
請負で契約不適合責任を聞いてきましたが、問われている事例や内容はオーソドックスです。
「契約不適合責任」「代金減額」「損害賠償」「解除」とそれぞれに点数が振り分けられるような気がします。(1つ間違えたら0点はないんじゃないかと、現時点では考えています。)

続きは、野畑先生の公式ブログで↓

TAC森永寛司先生の採点予想

問題46

2023 行政書士試験 問題46等
2023年11月19日 22時22分33秒NEW !

(中略)
最後に、各予備校の模範解答をみると、解除などが「できる。」という答案が多数派のようです。

私がこの問題を初めて検討した際には、この締めくくりの部分で相当悩みました。

何故かというと、本問ではそもそも催告していません。解除等は原則として催告することが必要であり、本問では無催告解除の場面であるとも読み取れません。

要件満たしていないのに、本当に解除等が「できる。」と書いていいのか。

よって、「解除に基づく原状回復請求」的な答案は少なくとも?なのかな、という印象は持っています。

個人的には解除等の「権利行使方法がある。」としたほうが無難かな、と思います。記述ノートでも書いていたかと思いますが、形式面を合わせることができれば大きく反れることはないかな、と改めて思いました。

などなどと色々書いてきましたが、出題者はおそらくそこまで考えてないのかな、と思います。多分。

書かせたい解答例が先にあり、そこに合わせて問題文を作ったが作り込みが甘く誘導しきれていないのかな、と思います。個人的には。これまでにもこのような問題はいくつかありましたので。

そのときのことを思い返すと、結局シンプルに解答例にあるキーワードが入っていれば部分点をつけていくのではないか、と思いますが推測にすぎません。

契約不適合(請負人の担保責任)、請負代金減額、損害賠償、解除のキーワードにポンポンと点数ふるんじゃないか、と思いますが、返すがえす推測でしかありません。

今年の問題で、予備校や講師が行う採点と大きく食い違う点数が出るとしたらこの問題なのかなぁ、とも思いますがどんな解答例を出すのでしょうか。

(続きは、森永先生の公式ブログで↓)

問題45

2023 行政書士試験 問題45
2023年11月17日 08時42分58秒NEW !

(中略)
受講生の皆様、お疲れ様です。

今日は問題45に関して書いていきましょう。

講義で何度も言っていた

「近年の傾向を見ると、記述式過去問は絶対に検討すべき」

ということが出来ていた方にはボーナス問題。また、ファイナルチェックでも「普通にいけば、物権から出るなら抵当権」等とヤマとしていた論点です。

では、昨日の記事と同じ手順で見てまいりましょう。

本問の問いの核心部分は、「どんな手段で何をするのか」という点。ここに答えればいい。

次に事例を確認すると、一般的な「抵当権が設定された場面」からの滅失。保険金に関する債権に目的物が化けた。ここに抵当権の効力を及ぼしたいわけですね。

平成18年問題46ほぼそのまま

といえる問題です。ちなみに、私のクラスのレジュメには、基本講義のインプット教材にこの過去問入っていたかと思います。受講生の方にとっては、何度も目を通しているあの問題そのままです。

次に知識を喚起してみると、キーワードになりそうなことは
続きは森永先生の公式ブログで↓

問題44

2023 行政書士試験 問題44
2023年11月16日 09時20分43秒NEW !

(中略)
今日は、問題44について思うことを書いていこうかと思います。

講義では何度も言っておりましたが、まずは何処に答えればいいのか、という問いの核心部分を探す。

本問では、誰に何することが出来るの?ということに答えればよい。

その後、事例を把握する作業に入る。何を書くのか、何を書いてはいけないのか、という根拠を問題文の中からとっていく。

本問では、行政事件訴訟法の手段であることが明示されており、仮の救済手段も必要であると読み取れる。確かに、問題文の他の場所にも「急がないと」と思わせる記述がいくつかある。

ここで知識を喚起し、書くべきことを洗い出す。

行政事件訴訟法で仮の救済ときたら、①執行停止、②仮の義務付け、③仮の差止めの3種類。これは直ぐに出ないといけない。元々記述に注意すべき論点ですが、今年はだいたいどこもヤマとしていたのではないでしょうか。

ここまでくれば論点ずらしは起こらないと思います。論点ずらしがあるとすれば、ここまで来ることが出来ず、行政手続法の中止の求めとか、行政不服審査法の手続を書いたり、行政事件訴訟法の当事者訴訟や客観訴訟を書いたりしているのではないでしょうか。

本問の事例では、
(続きは、森永先生の公式ブログで↓)

速報版

2023年 行政書士試験 講評
2023年11月13日 01時38分58秒NEW !
テーマ:お話

受講生の皆様、お疲れ様です。

今年も本試験日に講評を書いていこうかと思います。

例年言っていることですが、本試験の難易度等は講師等の主観ではなく、客観的なデータが正しく、データリサーチで情報が出揃うまではなんとも言えません。

(中略)
問題44 A
→ファイナルチェックでも太字でヤマにしていた仮の権利救済から
→行訴法に定められていて、仮の権利救済も書くことが問題文に示されている
→既になされた処分を争うなら取消訴訟+執行停止なんでしょうが、本問はまだその処分がなされていない。これを争いたいなら差止訴訟、そして仮の権利救済でセットになるのは仮の差止め
→あとは被告を間違えなかったかどうか。そして、何を差止めたいのか認定できているかどうか。最後に提起と申立てを間違えずに書けているかどうか
→採点基準等は後日書こうかと思いますが、差止訴訟+仮の差止めに辿り着いていないと点がつかない気はします

問題45 A
→物権出るなら抵当権、とファイナルチェックでも言っていましたがビックリするほど二問連続本命の論点から
→そもそも、何度も言ってきたかと思いますが近年記述式の過去問と絡むものが良く出ている。今日の記事でH19の過去問と絡む論点を紹介していましたがH18の記述からの出題
→基本講義で喋りつくしている論点ですね。ポイントは払い渡される前に差し押さえ。あとはどれだけ丁寧に記述できたか。どのような法的手段によって、というところに応えられているか。何を差し押さえるのか等が丁寧に書けているかどうか
→個人的には「払い渡される前に差し押さえ」に辿り着いていないと点がつかないかな、という印象。ただ、「どのような法的手段によって」というところをすっ飛ばしている答案も印象が良くない。どこに重きを置いて採点するかはこれから考えますが、おそらく受験生の出来はいいでしょうから、ある程度厳しく見る気はする

問題46 B
→事例を見れば請負人の担保責任ということには辿り着けるかと
→ヤマの売主の担保責任を押さえていればある程度対応可能
→修補請求以外の手段を3つ要求している。仮に知識が思い浮かばなくても、具体的にできそうなことを書けばある程度はキーワードに辿り着けるか(損害賠償等)
→やはり前問と同様、「権利行使ができる根拠を示したうえで」というところを無視した答案は印象が悪い。ある程度キーワードが書けていれば部分点つくのかな、とは思いますが詳しい採点基準の検討は後日

※記述式目標ライン 問題45・46は高得点を。問題46も部分点が狙える。採点基準が多少厳しくとも40点以上取りたいな、という感じでしょうか。択一が厳しいだけに

(※法令択一・多肢選択式・一般知識の解説および目標得点については、森永先生の公式ブログでご確認ください↓)

講師とよた(元資格スクエア)

資格スクエアなど大手予備校で豊富な指導経験をもつ「講師とよた」先生による記述式分析。

民法

令和5年 行政書士記述民法分析

講師とよた
2023年11月15日 21:47

令和5年民法45問の分析です。

(中略)
問題文を簡潔にまとめると、
抵当権者Aが、焼失した建物の火災保険金に対し優先弁済権を行使するため、「どのような法的手段によって、何をしなければならないか。」

抵当権者が優先弁済権を行使する方法は、
(続きは公式ブログで↓)

行政法

令和5年行政書士試験 行政法記述式分析

講師とよた
2023年11月14日 03:38

本試験お疲れさまでした。
本試験翌日の分析結果ということで速報となりますが、令和5年44問行政法の記述式についての分析結果をお伝えしていきます。

(中略)
第一印象は、「差止め訴訟」を問うために、わざと差止め訴訟の事例だとはわかりにくい事例設定をしてきたな、と感じました。差止め訴訟を解答させたいのなら、行政公務員の懲戒処分など典型事例はいくつかあるのですが、あえて試験委員は典型事例を使わず、わざわざ処分性が一応問題となる地方議会議員の懲罰議決を出してきましたので、行政法については意図的に難化させてきたと言えます。ただ、後述のとおり、結局、問題文に出題意図をほのめかすヒント(誘導文言)を盛り込んでいるため、誘導にのった受験生は解答にたどりつけたと思います。

早速、私の考える解答例を示します。
(続きは公式ブログで↓)

択一を含めた全体の無料成績診断も重要!

ここまで40字記述式問題の無料採点サービスを実施する大手スクールについて紹介させて頂いた。確かに記述式問題は300点満点中の60点の配点と、行政書士試験の合格を目指す上で大きなウエイトを占める。

もっとも最終合格には配点の大部分を占める「法令科目」、そして足切りもある「一般知識」と他の科目も総合して合格可能性を判断する必要がある。
関連記事 行政書士試験一般知識!足切り・難易度・講評・目標合格ラインは?【動画解説も】

試験ガイド
試験ガイド

足切りにも気を付けたいところです

これにはLECやTAC、資格の大原などで実施されている無料成績診断サービスをフル活用したい。この無料成績診断サービスについては、下の記事を参考にされると良いだろう。

関連記事

また今回の行政書士試験の難易度など講評については、各スクールの解答速報はもちろんのこと、講師の方が自身のブログで独自の見解を述べていることがある。

これについては、LECや伊藤塾、アガルート、東京法経学院など大手スクールの講師陣による行政書士講師ブログを参考にされることをおすすめしたい。

また行政書士試験では難問奇問の類が出題されることがある。平成28年度本試験ならば、記述式問題の民法で、ノーマークに近い親族分野の「財産分与」が出題された。

そこで2023年度記述式問題の難易度・出題傾向など詳細については、今後の各スクールの分析に注目して頂きたい。

試験の合格を応援!
(画像はイメージです。)

  1. 2022年度行政書士試験のバリューセット2の受講生実績。受講生アンケートに基づく。 ↩︎
  2. 有料受講者。ノベルティ付きアンケートの集計結果による。 ↩︎

\期間限定、あの講座が大幅割引↓/

LECタイムセールはこちら→


最短合格を目指すなら、この通信講座!


LEC行政書士講座 指導歴15年以上の横溝慎一郎先生ら実力派講師陣による講義。初学者向けコースから中上級レベル受験生まで様々なコースを用意。「早得」や「タイムセール」など各種キャンペーンの実施も。

アガルート行政書士講座 令和3年度の合格率は一発合格37.9%、複数回受験生は46.15%(受講生アンケートによる)。豊村慶太講師(元LEC)、林裕太講師(元資格の大原)など元大手予備校のベテラン講師らによる講義だから、わかりやすさが違う。
質問無制限、合格特典あり、各種割引制度あり。実務・開業講座も。

伊藤塾行政書士講座 質にこだわった講義と教材が特長の伊藤塾。「個別指導」もある伊藤塾ならではの充実した学習フォローシステムで、受験上の不安や疑問に対応。受講料バックアップ制度や割引キャンペーンなども実施。

行政書士講師ブログ


大手スクール行政書士講座の講師によるブログ新着記事。LEC、TAC、伊藤塾、資格スクエア、アガルート、大原、フォーサイトほか。
行政書士講師ブログ
https://shikaku-pass.net/gyousei-koushi-blog/


【驚異の合格率】その秘密とは?


-行政書士