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2023年行政書士試験一般知識!足切り・難易度・講評・目標合格ラインは?【動画解説も】

2023年11月20日

2023年11月12日(日)に実施された令和5年度行政書士試験。法令択一のレベルが高く、記述式の採点が合否を左右しそうだ。

そして気になるのが「一般知識」。一般知識は法令科目と比較してマイナーな分野であるが、「満点の40パーセント以上である者」と足切り(合格ライン)が設定されている。

そこで受験生の方が気になる令和5年度の一般知識の難易度や目標得点など、大手予備校や有力講師などの分析・試験講評をまとめる。

試験ガイド
試験ガイド

LECや伊藤塾などの無料成績診断サービスの利用と合わせて、参考にしてください

令和6年度から「一般知識等科目」は、「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」へ変更に。【関連記事】一般知識が行政書士の業務に関し必要な基礎知識への変更でどう変わる?あの人気講師陣が動画で徹底解説まとめ!

大手予備校の試験講評

フォーサイト行政書士講座

令和4年度合格率54.1%1全国平均の4.46倍)のフォーサイト行政書士講座で、試験講評【速報版】が公開されている。

この講評から一部引用すると「最後に、一般知識分野ですが、こちらは昨年までと同様に多くの方が合格基準点に達することができると思います。すなわち、文章理解を核として、全体の難易度が下がり、現場思考でも得点できる内容の出題が多かったです。」と、今年の一般知識の問題は取り組みやすい出題もあったと指摘している(11月12日時点の分析)。

このほかフォーサイトの講評では、「文章理解」や「情報通信・個人情報保護の分野」に関するコメントの掲載されているので、こちらも併せて参考にされると良いだろう。

フォーサイト解答速報
▲講評のほか、解答速報の公開も(画像はフォーサイト行政書士講座から)。なお講評ページでは記述式の他、法令科目や一般知識についての解説も掲載されている。

東京法経学院

東京法経学院・行政書士講座で試験対策講座を担当する笠原裕明先生による講評。なお一般知識のほか、記述式や民法など各法令科目についても解説されている。

[一般知識等]
 一般知識等では,40%ルールがあるので,最低6問正解しなければなりません。令和5年度行政書士試験でも,令和5年度行政書士試験と同様に,受験生が初めて見るような問題が多かったので,ビックリされたのではないでしょうか。
 その中で,問題48及び問題49,問題51~53,問題58~60の8問が比較的正解に達しやすい問題でした。その他の問題でも,新聞・ニュース等にとどまらず,資格の専門学校等で積極的な情報収集を怠らなかった方であれば,ある程度対応できる問題 (問題55及び問題57) もありました。

続き、および法律科目などの分析は、東京法経学院サイト↓でご確認ください

引用 令和5年度行政書士試験の講評|東京法経学院・行政書士講座

寺本康之先生の試験講評動画

東京法経学院のエース級講師・寺本康之先生(元伊藤塾・予備試験講座)による講評動画。

\人気・実力ともにトップクラス!/

【動画】「令和5年度 行政書士試験 講評|東京法経学院|寺本康之 専任講師」

アガルート行政書士講座

令和4年度合格率56.17%2(全国平均の4.63倍)のアガルート行政書士講座では、豊村慶太先生(元LEC)、林裕太先生(元資格の大原)など実力派講師3人による分析動画を公開している。

【試験総評】「法令多肢・一般知識・記述」

TAC行政書士講座

小池昌三先生や神田理生先生など実力派講師陣が在籍するTAC行政書士講座では、試験講評が公開されている。TAC解答速報ページはこちら

TAC講評(解答速報ページ)
▲一般知識のほか、総評・各法令科目・多肢選択式・記述式問題の解説もされているTAC講評(画像は解答速報ページから)
関連記事 TAC行政書士講座を安く受講する方法って知ってた?

有力講師の分析

大手予備校の有力講師の試験分析をまとめる。なお、それぞれ講師自身による講師ブログでの分析であり、所属するスクールの公式見解でない。

横溝慎一郎先生(LEC行政書士講座)

講師として20年以上のキャリアを持つLEC横溝慎一郎先生のブログ記事から。

(凡例 
Aは合格するためには正解が必須の問題
Bは合否を分けることになりそうな問題
Cは不正解でも合否に影響がなさそうな問題)

2023年度行政書士試験一般知識重要度度ランク付け(暫定版)
テーマ:2023本試験

(中略)
では法令科目のランクをつけていきましょう。

こちらも主観に基づくランク付けです。

一般知識は、全体的には例年通りの難易度であったと感じています。
おそらく8から9問正解が、LECの無料成績診断の平均値になるのではないかと。

現行の出題形式は今回がラストではあるのですが、
相変わらず掴みどころのない科目だなというのが、正直な感想です。

では、各問題の重要度を見ていきましょう。

問題47 C
合否には影響しない問題だと思います。
たしかに読んでみて肢2だけ「まぁそーだろーね」という内容でした。そして他の肢の明らかに違います。
よくわからないときは、こういった「一つだけ異質な肢」を選んでおくときというのは定石ではあります。

問題48 A
「テロ対策庁ってなんやねん?おまえはだれやねん?」なんて全員で突っ込んだとか突っ込まなかったとか。
まぁ正解しましたよね?

問題49 B
ウがラオスではなくカンボジアだと分かった人は正解できたことでしょう。

問題50 C
難しいですね。私はまったくわかりませんでした。

(問題51以下は、横溝慎一郎先生の公式ブログで↓)

速報版

2023年度行政書士試験講評(速報版)
テーマ:行政書士試験戦略的学習法

(中略)
一般知識講評
問題48.52.53.56.57.58.59.60は確実に正解したい。これだけで8問あります。
相変わらず問題47や50、55のような無理ゲーもでていましたが、問題56からあとは正解しやすい問題が並んでいました。

難問もあったが、全体としては得点できる問題を確実に正解することが大切だ。

【動画】LEC行政書士講座、横溝慎一郎先生の「解答速報会」

野畑淳史先生(LEC行政書士講座)

LEC行政書士講座の野畑淳史先生による講評。人気テキスト「合格のトリセツ 基本テキスト」の著者でもある野畑先生による速報版の分析。

なお、この講評は野畑淳史先生独自の見解であり、LEC行政書士講座の公式見解ではないので注意して頂きたい。

令和5年(2023年)度行政書士試験講評~択一・記述の出来と記述の採点基準はどうなるか(予想)~
NEW!2023-11-13 13:28:05

(中略)
一般知識も、難しいといった声が聞かれていましたが、個人的なリサーチによると、9~10問正解できている方が多いので、昨年並みの難易度(やや難しい)という評価になると思います。

現時点では、
【目標正解数】
基礎法学・・・・・1/2
憲法・・・・・・・2/5
行政法・・・・・・15/19
民法・・・・・・・6/9
商法・会社法・・・2/5
一般知識・・・・・9/14
多肢選択・・・・・10/12
計:160/240
としておきます。

【総評動画】本試験分析と結果からみる今後の過ごし方(2023年11月19日現在のもの)

多肢選択・一般知識の解説は、開始後1:28:46ごろから。

速報版

令和5年(2023年)度行政書士試験講評~雑感~
NEW!2023-11-12 19:51:02

(中略)
一般知識・・・目標正答数8/14
昨年よりやや難化しています。
問47・51・52・53・56・57が正解しやすいので、ここでできる限り得点し、文章理解で2問正解できるとよかったと思います。

あくまでパッと見た印象なので、
解答速報が出た後に、あらためて順次講評を挙げていく予定です。

森永寛司先生(TAC行政書士講座)

TAC行政書士講座の森永寛司先生のブログ記事から。

なお森永寛司先生の記事では、法令科目(択一・選択式)、記述式などについてもコメントされている。一般知識に不安のある受験生の方は、ぜひ先生のブログ記事を読まれてみてはいかがだろうか。

相談会の実施
2023年11月18日 21時43分00秒NEW !

(中略)
多肢選択式問題41の出来が良くない。

思っていたより記述式は思っていたより良く書けているが、問題45の物上代位案外書けていない。問題46思っていたよりよく書けている

一般知識良く出来ている。基準点未達0。今日のところは。そして、満点いた。13問取得も複数いた。

速報版

試験ガイド
試験ガイド

森永寛司先生の記事では、科目別の目標得点も掲載されています

2023年 行政書士試験 講評
2023年11月13日 01時38分58秒NEW !
テーマ:お話

受講生の皆様、お疲れ様です。

今年も本試験日に講評を書いていこうかと思います。

例年言っていることですが、本試験の難易度等は講師等の主観ではなく、客観的なデータが正しく、データリサーチで情報が出揃うまではなんとも言えません。

(中略)
問題47 B
→比較的ニュースで採り上げられていたサミット関連。怪しいと感じるものを消去していって正答率を高めるくらいしかできないかな、という印象

問題48 A
→一見すると受験知識から遠そうな感じだが、省庁関連もレジュメを配っていましたが、正解肢をみるとこんな省庁がこんな時期にこんな所にあったのか

問題49 B

→人によっては怪しいものを消去する過程で取れる。周辺知識が全くないとさすがに厳しいか

問題50 B
→比較的取りやすいか。知識が全くないことを前提とした思考の流れを書いてみます
→肢オは×じゃないか。「されたことはない」と形式面から
→肢イは方向性がおかしくないか。どちらかというと最近は大企業優遇とか言われているし
→1・5の二択。ウは妥当であとはアとエの比較。まず、確認ですがウは正しい。この肢では地方が行う法人事業税は所得以外のものにも課税するといっている。肢アは法人税の話で所得だけで決めている。同じ法人に関する税でこのように取り扱いが食い違うものなのか。ということでアは×で答えは5

問題51 A
→日銀は基本講義時に一押ししていたテーマ
→年率2%は講義でも言っていた気がする。また、よくニュースでも取り上げられる有名な話。また、金融緩和を推進してきたことも有名な話。ニュースを見ていれば解ける問題。なるべくニュース見るように、と言っていましたがそれが報われる問題

問題52 A
→一応、基本講義時に日本が批准している条約だけでも確認するように的なことを言っていました。政経要点ノート④№13左列。これで取れる
→その他、肢1・5のような法律はだいたい法制化されていたり、あるべき姿になっているものが出題される(施策の遅れを指摘するような出題はない)などの話が思い出せれば絞り込みやすいか

(中略)
※一般知識の目標ライン 9~10問以上

試験ガイド
試験ガイド

問題53から問題60までは、森永先生の講師ブログでご確認ください↓

まとめ

ここまで令和5年度行政書士試験の一般知識問題の講評をまとめてきた。

試験のメインは配点の大半を占める法令科目だが、一般知識で「足切り」になり不合格になるケースも少なくない

したがって受験生の方がすべきことは、大手スクールの無料成績診断を利用して正確なデータを把握することだ。

令和5年度はLEC行政書士講座・伊藤塾行政書士講座などが分析サービスを実施しており、全国レベルでデータが回収され分析結果が提供される。なお期間限定での実施となっているので、早めの利用をおすすめしたい。

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今年の記述式の採点基準はどうなる?

また合格を目指す受験生の方には、記述式の採点基準も気になるところ

記述式は300点満点中の60点の配点と、合格ラインの突破に重要な分野となっている。この記述式の無料採点については、こちらの記事を参考にして頂きたい。

記述式採点

  1. 2022年度行政書士試験のバリューセット2の受講生実績。受講生アンケートに基づく。 ↩︎
  2. 有料受講者。ノベルティ付きアンケートの集計結果による。 ↩︎

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行政書士講師ブログ


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