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2018年行政書士試験記述式!難易度・講評・採点基準・キーワードは?【動画解説も】

2018年11月1日

2018年11月11日(日)に実施された平成30年度行政書士試験。平成29年度は約15.7%とかなり高い合格率であり、その反動が今年が起きるのか注目された。

その行政書士試験の難易度であるが、一部科目は別として、法令科目は全体的に「やや難しい~難しい(多肢選択式は除く)」レベルという見方が多い。そして合格に大きな影響を与えるのが「40字記述式問題」である。

ガイド
最大の関門です。

この記述式は300点満点中の60点を占める分野であり、うまくキーワードを含めるなど答案を作れれば合格ラインの突破に近づく。そんな記述式問題(問題44)の難易度が上がった。

学習する女性
(画像はイメージです。)

そして厄介なことに、記述式試験の採点基準は一切公表されていない。一般的には要求される「キーワード」が過不足なく書ければ合格点レベルの答案になると考えられるが、択一科目の難易度によって採点基準も厳しくなる(反対に甘くなる)ケースもあるため、何とも言えない。

ガイド
択一が難しい今年は、記述式の採点基準がどうなるのか注目です

そこで受験生の方におすすめの講評記事を紹介したい。大手試験対策講座による講評や受験指導を行っている講師の方による記事である。

なお大手スクールを中心に、40字記述式問題の無料採点サービスを行っている(期間限定)。

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【行政書士試験】2023記述式無料採点サービス、LEC・フォーサイト・TAC・辰巳講評動画・有力講師の採点予想まとめ

合格を左右する記述式 行政書士試験において大きな配点を占める記述式問題。300点満点中の60点という配点なので、出来次第で合否が決まると言っても過言ではない。 平成18年から試験制度が大きく変わった行 ...

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フォーサイト行政書士講座

分かりやすいフルカラーテキストでお馴染みのフォーサイト行政書士講座でも、試験講評(速報版)が公開されている。

この講評から一部引用すると「記述式については、例年通り問題44の1問が出題されました。昨年に続いて、今年も行政法の記述式は難しい問題でした。(2018年11月11日時点での評価)」と、やはり難しいとの評価だ。

ガイド
行政法の記述式は、2年連続で難しかったです。

今回の記述式問題だが、問題45および46は準備できていた一方、やはり行政法の問題44に不安が残る受験生の方が多い印象だ

なお問題44~46の各問題についてフォーサイトで詳しい解説がされているので、分析したい方は参考にされると良いだろう。

フォーサイト解答速報
▲講評のほか、解答速報の公開も(画像はフォーサイト行政書士講座から)。なお講評ページでは記述式の他、法令科目や一般知識についての解説も掲載されている。

【解説講義】アガルート豊村慶太先生による記述式解説

元LEC行政書士講座の講師で、現在はアガルートアカデミー行政書士講座で講義を担当する豊村慶太先生による解説講義。

問題44・45・46について、合計で約20分にわたり解説を行っている。またアガルートでは記述式の「無料採点サービス(林裕太先生が採点)」を実施している(先着100名様)。アガルート解答速報はこちら

【動画】「平成30年度 行政書士試験 『解答速報』講義 記述 豊村慶太講師 |アガルートアカデミー行政書士試験」

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TAC行政書士講座

小池昌三先生や神田理生先生など精鋭講師陣が在籍するTAC行政書士講座では、試験講評が公開されている。

その記述式の講評であるが「行政法の問題44は標準レベル、民法の問題45、問題46は易しい問題でした。(中略)以上からすれば、問題44で10点、問題44、45は典型テーマですので、合格者レベルで、30点前後、合計40点台の得点は可能といえます。(TAC講評より引用、2018年11月12日現在のもの)」とある。

試験終了後には「行政法の記述式がいまいち」という受験生の声もあったが、やはり問題44はレベル的には簡単な問題ではないと評価できそうだ。

なお記述式の各問題について、「出題分析」「目標得点」などが詳細に解説されているので、TACの講評を参考にされると良いだろう。TAC講評はこちら(解答速報ページ)

TAC講評(解答速報ページ)
▲記述式のほか、総評・各法令科目・多肢選択式・一般知識の解説もされているTAC講評(画像は解答速報ページから)

大栄・行政書士講座

大栄行政書士講座では、記述式のほか、一般知識や法令科目の分析も行っている。

(中略)
配点が多く最も気になる法令記述の問 44(行政法)は、行政法としては最も出題実績が多い「行政事件訴訟法」からの出題で予想通りであったが、設定にヒネリがった。
問 45(民法)は基本の論点で満点近く得点できる問題とはいえ、この問題も設定にヒネリがあった。問 46(民法)は条文からの問題であり、本年度では最も得点ができる問題といえる。
(以下、省略)
引用「大栄行政書士講座」

小池昌三先生(TAC行政書士講座)

TAC行政書士講座の小池昌三先生による平成30年度記述式問題の分析。なお小池先生が運営されているブログ記事であり、TACの公式見解とは異なる場合がある。

【記述式】易しい。30~40/60
44)〇-被告A県、義務付け訴訟は回答したい。不作為の違法確認訴訟は難しいか。
45)◎-択一知識を正確に書けるかが勝負。全部書きたい。書き方がきれいに書けるか。
46)◎-書面によらない贈与。履行が終わっていない。撤回。全部書きたい。

引用『【速報】2018年行政書士試験・ざっくり講評。』(2018年11月12日(月) 08時53分時点での記事)
https://ameblo.jp/shozo-law/entry-12418377489.html

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なお小池先生の今回の記事では、記述式のほか多肢選択式、一般知識などについても詳しく解説されています。ぜひご覧ください。

野畑淳史先生(LEC行政書士講座)

LEC名古屋地区で講義を担当する野畑淳史先生のブログ記事から。豊富な指導経験を持つ野畑淳史先生の分析に注目。

こちらも野畑先生独自の見解であり、LECの公式見解と異なる場合がある。

【記述式】
問44に手間取った方が多かったかもしれませんが、全体としては昨年と同様、もしくはやや易化しています。

引用「【平成30年(2018年)度行政書士試験講評その7】~記述式~」
2018-11-12 10:34
https://ameblo.jp/nobattagyousei/entry-12418482086.html

ガイド
野畑先生の記事でも、問題44~46について詳しく解説されています。要チェック!

採点基準予想も

さらに野畑先生のブログ記事では、採点基準の予想も。

採点基準については、まだデータが揃っていないので何とも言えませんが、
①合格率を昨年と同様の13~15%に抑えたいという意図がある
  →採点基準が厳しくなりすぎるということはない。(昨年同様の標準的な採点基準)
②合格率を10%程度に抑えたい。
  →採点基準をやや厳しくすることが考えられます。
というのが現時点での主観です。

引用「【平成30年(2018年)度行政書士試験講評その7】~記述式~」
2018-11-12 10:34
https://ameblo.jp/nobattagyousei/entry-12418482086.html

なおLEC行政書士講座では、詳細な解説を行う本試験分析会を実施する予定になっている。

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笠原裕明先生(東京法経学院)

東京法経学院行政書士講座の笠原裕明先生(福岡校通学・全国通信担当)による分析記事。平成28年、29年に引き続き、平成30年度試験でも詳細な記述式の分析を行っている

平成30年度 行政書士試験 記述式 採点基準(笠原の考え)
(中略)
さて、本年度は、どういう採点基準が設けられるでしょうか。
確たることは言えませんが、本年度本試験を解いてみた限り、かなり難化した感じがしています。
昨年度の合格率が影響している感じです。
ただし、記述式は、かなり易しくなったように感じます。
特に、問題45は、どの資格学校でも、本命として準備するように言っていたところだと思います。
(もっとも、問題44が当方の考えた通りであるとすれば、度を越して難しい問題だということになりますが…)

以上から考察すると、本年度の記述式問題の採点は、キーワードができていれば、配点されるのではないかと考えています。
(以下、省略)

引用行政書士試験受験生応援通信&行政書士かさはら事務所日記
(注、2018.11.11時点での記事です。今後評価が変更になる場合があります)

ガイド
上の抜粋は、ほんの一部です。引用元のブログ記事では、問題44・45・46についてかなり細かく分析しています。必見!

平林勉先生(伊藤塾)

伊藤塾行政書士講座の平林勉先生による分析。記述式の各問題について、詳しく分析している

記述式は、学習しているテーマかつ問題集等にも出ているものが多かったので、闘いやすかったでしょうか。

問題44は、義務付け訴訟であることは明白ですが、拒否型か不作為型の判断に少し捻りがありました。また、被告も市か県かという判断も捻りがあります。後者2点が書けているか否かがポイントになりそうです。

問題45は、追認するか否かの確答を求める催告の話。択一用に準備されている方が多かったと思いますので、論点自体は浮かんだかなと。ただ、問われ方がかなり捻られているので、易しいとは言い難いです。

問題46は、典型的なテーマからの出題であり、問題を解いていたという経験もあるのではないでしょうか。もっとも、「履行が終わっていない」という部分まで明確に指摘できている方はどのくらいいるでしょうか。ここがポイントになりそうです。

引用とりあえず帰宅します| 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~
(2018年11月11日の記事です)

動画解説

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山田斉明先生(元伊藤塾)による動画解説

元伊藤塾行政書士講座の講師で、現在はリーダーズ総合研究所(辰巳法律研究所)で講義を担当する山田斉明先生による動画解説「『2018年度 本試験ワンポイント解説講義(記述式)』 (山田斉明先生)」

まとめ

ここまで平成30年度行政書士試験の記述式問題の講評について見てきた。確かに40字記述式は60点と言う高い配点で、記述式の得点次第で合格ラインの突破は見えてくる。着実に部分点を重ねていきたい。

しかし今年の本試験に限ったことではないが、「基本的な問題を確実に正解する」ことが大切。特に全体的に難しい年度は、取りこぼしだけは避けたい。

ガイド
諦めないことも大切です

また今後について受験生の方がすべきことは、ただひとつ。大手スクールの無料成績診断を利用して正確なデータ・情報を把握することだ。今年度はTAC行政書士講座・LEC行政書士講座・資格の大原などが実施している。

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また行政書士講師ブログでは、伊藤塾講師やアガルート講師によるコメント記事も案内されている。こちらも併せて参考にされると良いだろう。行政書士講師ブログはこちら

そして今年は一般知識でも一部難しい出題がされた。こちらも併せて検討されると良いだろう。

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