合格を左右する記述式
行政書士試験において大きな配点を占める記述式問題。300点満点中の60点という配点なので、出来次第で合否が決まると言っても過言ではない。
平成18年から試験制度が大きく変わった行政書士試験であるが、新試験制度になってからは合格率が上下している傾向が見受けられる。
【参考】過去数年間の合格率
令和1年度 11.50%
令和2年度 10.70%
令和3年度 11.18%
令和4年度 12.13%
令和5年度 13.98%
記述式の予想得点が知りたいです
この記述式問題であるが、出題者の意図を把握し、適切な判例知識等を引出し40字前後で答案にする必要がある。採点基準は公開されておらず、このため合格ラインを突破しているか分からない。
記述式の無料採点を実施するスクールまとめ
前置きが長くなった。この記述式採点を無料で行う大手スクールを紹介したい。受験生の方のなかには解答速報の模範解答を元に、ご自分で採点を行う方もいらっしゃるだろう。
しかし過去の試験情報が蓄積された大手スクールによる無料採点である。これを利用しない手はない。
LEC東京リーガルマインド(期間限定)
行政書士試験の指導歴40年以上という業界トップクラスのLEC行政書士講座では、無料成績診断サービスの一環として、40字記述式採点を行う。
LECは記述も採点!2024年11月10日(日)18時~登録受付開始!
あなたの答案を無料で成績診断いたします!合格発表よりも前に、ご自身の成績と他の受験生の解答状況を確認するためにも、ぜひご利用ください。
※採点はLECの見解によるものです。合否を保証するものではありません。成績診断スケジュール
(続きはLECサイトで)
引用「無料成績診断 - LEC行政書士講座」
▲無料成績診断の一環として、今年も記述式の無料採点を実施!(画像は平成29年度LEC行政書士講座「無料成績診断」ページから)
実施スケジュールは次の通りです。
LEC成績診断(記述採点含む) | |
---|---|
登録期間 | 2024年11月10日(日)18:00から 2024年11月17日(日)23:59 |
成績結果 閲覧期間 | 2024年12月4日(水)18:00から 2025年1月26日(日)23:59(予定) |
公式サイト | LEC行政書士講座「無料成績診断」 |
フォーサイト行政書士講座
令和5年度合格率45.45%1(全国平均の3.25倍)のフォーサイト行政書士講座では「自己採点サービス」を期間限定で実施している。
この「自己採点サービス」内で、記述式の採点基準(キーワード)と予想配点が記載されており、得点予想をしたい受験生の方におすすめ。
令和6年度 行政書士試験の解答速報・試験講評
(中略)
ご自身で採点が行える自己採点機能も公開いたしますので、ぜひご活用ください。
※公開日は変更となる可能性があります。
引用「令和6年度 行政書士試験の解答速報・試験講評(フォーサイト行政書士講座)」
合格ライン付近の受験生の方におすすめです
▲記述式の採点基準と予想配点が掲載されている(画像はフォーサイト行政書士講座から。なお予想配点はモザイクをかけています)
記述式試験講評
フォーサイトでは、記述式の試験講評も掲載している。
令和6年度 行政書士試験の解答速報・試験講評
(中略)4. 行政法(問題8~問題26、多肢選択式:問題42・問題43、記述式:問題44)
(中略)
記述式については、例年通り問題44の1問が出題されました。今年の行政法の記述式は、難しい印象です。競願関係という聞きなれない判例の立場を考慮して、という問題の指示に戸惑った方も多いと思います。ただし、問題文の指示から、被告を答えること、取消訴訟を提起することが前提であることは判断できます。
そうすると被告は問題文が取消訴訟としていることから「国」であることは明白ですので、免許付与処分と不許可処分に対する取消訴訟のいずれかは書けると思います。まさに「問題文に食らいつく」という姿勢が問われる部分だと思います。全体としては、難しい問題やイレギュラーな出題は散見されるものの、条文や著名な判例を学習しておけば得点ができる分野が中心という印象です。ここ数年の傾向からしても大きな変更はないと思います。
5. 民法(問題27~問題35、記述式 問題45、問題46)
(中略)
次に、記述式については、例年通り問題45、問題46の2問が出題されました。問題45は、(以下、省略。なお、民法の記述式については、公式サイトでご確認いただきたい↓)
引用「令和6年度 行政書士試験の講評|フォーサイト行政書士講座」
ユーキャン行政書士講座の記述式講評
大手通信教育のユーキャンでは、記述式の講評のほか、全体講評、科目別の講評を行っている。
令和6年度行政書士試験 速報講評
(中略)
〔記述式〕
問題44では、免許処分と拒否処分との関係性をどのように記述の中に盛り込むのがポイントとなりました。判例の細かい点が問われていますので、満点を取るのは難しかったと思われます。
問題45では、動産売買の先取特権というなじみがないところが問われました。ただ、出題テーマに気付くことができれば、(以下、詳細はユーキャン解答速報でご確認ください)
引用 ユーキャン行政書士講座「解答速報」
東京法経学院・笠原裕明先生の採点予想
今年もやります!東京法経学院・行政書士講座の笠原裕明先生による試験講評。
[記述式]
ある程度学習された方であれば、問題44では「国」、問題45では「(動産売買の)先取特権」、問題46では「BのCに対する(移転)登記請求権」というキーワードは、書けたのではないでしょうか。
(続き、および法律科目の分析は、東京法経学院サイト↓でご確認ください)
引用 令和6年度行政書士試験の講評|東京法経学院・行政書士講座
寺本康之先生の試験講評動画
東京法経学院のエース級講師・寺本康之先生(元伊藤塾・予備試験講座)による講評動画。
\人気・実力ともにトップクラス!/
辛口の5ちゃんねるでも評価が高い理由とは→
【動画】「令和6年度 行政書士試験 講評|東京法経学院|寺本康之 専任講師」
アガルート行政書士講座
令和5年度合格率56.11%2(全国平均の4.01倍)のアガルート行政書士講座。
アガルートでは、2020年度、2021年度と先着150名様限定で記述式答案の無料採点を行ってきたが、2024年度については実施の有無は不明(2024年11月10日現在。なお、2022年、2023年度は実施せず)。アガルート解答速報はこちら
またアガルートでは、分析講義動画の公開など、得点予想に役立つコンテンツも
なお、当時の採点は林裕太先生ら独自のものではあるが、行政書士試験の指導実績が豊富で、しかも記述式の問題集まで執筆している。
その採点基準は試験総評動画で視聴することが可能だろう。合格ライン付近の受験生の方におすすめだ。
林裕太先生の記述式の感想
そんな林裕太先生による令和6年度の記述式の感想。なお、自身のブログでの記事であり、所属するアガルート行政書士講座の公式見解ではいない。講師ブログはこちら
「令和6年度 行政書士試験」の振り返り
2024年11月13日(水) 23時08分12秒「令和6年度 行政書士試験」の解説の製作が一通り終わりました。
解説については「全問解説講義」で使ってますので、ご興味のある方はぜひお申し込みください。行政書士試験 解答速報 2024(令和6年度)
さて、全問解説を製作するのにあたり、当たり前ですが、全問・全肢の検討を終えてます。
なので、私の個人的な感想を本ブログに投稿しておきたいと思います。
今年の試験問題の振り返りにあたっての材料にでもしていただければ幸いです。(中略)
7 記述式(問題44~46) 難易度:例年通り
記述式問題は、年々事案が単純化してきてますね。
登場人物も決して多くありませんし、当事者間の法律関係も割とシンプルな仕上がりになってます。
そのため、問題文の検討にかける時間が少なくて済むようになりましたが、正しく知識が出てこないとさっぱり書けないということにもなっています。正確な理解と記憶が求められてます。
20点満点の解答は書けないとしても、部分点を取ること自体は不可能ではないという感じです。
60点中30点くらい取れれば、ここは十分でしょうね。
なお、林裕太先生のブログ記事では、行政法など各科目の分析もされています。ぜひご覧ください↓
「令和6年度 行政書士試験」の振り返り | アガルート林裕太 ヤッシーのぽえぽえ日記
訪問していただきまして、ありがとうございます。よろしければ、応援のポチッと♪をお願いします! 「令和6年度 行政書士試験」の解説の製作が一通り終わりま…
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▲解答速報のほか、速報版の分析動画の公開も。(画像はアガルート行政書士講座・解答速報ページから)
【動画解説】「講師3人による全体総評・後半【法令多肢・一般知識・記述】|アガルート行政書士講座」
TAC行政書士講座
資格の学校TAC・行政書士講座でも40字記述式問題の採点を行う。
こちらは解答速報内ページにある本試験無料採点サービス「本試験データリサーチ」から入力するもので、記述式問題も含め全ての解答を入力すると、後日成績結果を提供する。
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プレゼントページはこちら→
なお締め切り期限が設定されているので、利用を考えている受験生の方は注意をして頂きたい。TAC本試験データリサーチはこちら
記述式も採点!無料Web採点サービス実施
『本試験データリサーチ』
(中略)
解答入力画面より、設問ごとの解答を入力してください。記述式の解答につきましても画面上で入力してください。記述式の解答は、45文字以内で、改行は使用しないでください。引用TAC解答速報ページ
試験講評(問44・問45・問46)
4.法令・記述式
標準記述問題は、問題44・46は知識的には容易でしたが、書き方が少し難しかった問題でした。
問題45は重箱の隅をつつくような知識を問う問題で、受験生にとっては超難問といえます。問題44で8~14点、問題45は0~4点、問題46は10~16点、30点程度得点できれば合格レベルといえる問題でした。行政法の問題44。行政事件訴訟法からの出題です。「誰を被告として、どのような処分に対っする取消訴訟を提起できるか。」です。まずは被告適格ですが、行政主体を相手に訴えるわけですから「国」が被告になることは書く必要があります。この点は、過去問でも問われているところです。8点の配点と予想します。ここは得点したいです。つぎに、取消訴訟の内容を答えるところですが、本問では、Aに対する免許処分と、Xに対する拒否処分しかなく、それぞれについて、原告適格があるかないかを考慮したうえで、どちらの処分に対する取消訴訟を提起できるかを考えます。ただ、本問では、どちらの処分に対しても原告適格が認められるとするのが判例ですから、免許処分の取消訴訟と、拒否処分の取消訴訟、いずれを書いても得点できると考えられます。免許処分に対する取消訴訟6点、拒否処分の取消訴訟6点と予想します。被告適格の8点と、免許処分、拒否処分、どちらかをかいて6点、合計14点は得点したいところです。
(問45・46の分析は、TAC公式サイトで↓)
引用 TAC行政書士講座「解答速報」
▲40字記述式採点も無料で実施。TACの本試験データリサーチ(画像は平成29年度に実施された解答速報ページから)
辰巳法律研究所・行政書士講座の記述式講評動画
辰巳法律研究所では、山田講師(元伊藤塾)、竹内講師(元伊藤塾)による記述式分析動画を公開している。
【動画(11/18公開)】「2024本試験分析 戦略ミーティング 択一データ分析&記述採点基準解明」
講師の分析も参考に
各スクールの分析とは別に、講師が個別に分析記事を掲載している。所属するスクールの公式見解と一致するわけではないが、指導経験豊富な実力派講師による分析。こちらも併せて参考にされるといいだろう。
行政書士講師ブログ | 試験部
行政書士講座の講師のブログの新着記事です。
shikaku-pass.net
LEC横溝慎一郎先生の採点予想
講師歴20年以上のレジェンド・横溝慎一郎先生(LEC行政書士講座)による記述式採点予想。なお、LEC行政書士講座の公式見解ではない。
なお、11月23日(祝)に実施されるLEC行政書士EXPOでは、横溝先生による分析の決定版「本試験詳細解説会」が実施されます(YouTube配信あり)
速報版
2024年度行政書士試験講評~速報版です
テーマ:2024本試験本試験講評速報版
改めて本試験お疲れ様でした。
客観的なデータに基づく分析は、もう少し時間をかけて行います。
今回は、私の主観による講評です。
なお、各問題のランクづけは、このあとの記事で書きます。(中略)
記述式
うーん、大方の予想を吹っ飛ばす内容の出題内容でした。詳しくは23日の本試験詳細解説会で話します。
問題46がどのくらい書けたのか?
問題45は論点に気がつけた?
問題44は被告を間違えずに書けたかどうか?
がポイントになりそうです。(続きは横溝慎一郎先生の公式ブログで↓)
2024年度行政書士試験講評〜速報版です | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ
本試験お疲れ様でした!解答速報会はすでに多くの方に見ていただいているようです。まだの方はぜひ!アンケートへのご協力をお願いします受験した方に向けたアンケートを…
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【動画】「横溝先生の2024年行政書士本試験所感速報!」(2024年11月12日(火)に収録されたもの)
【2024年11月18日 23時41分の記事↓】
記述の採点基準が厳しいかどうかよりも大切なことがある
テーマ:行政書士試験戦略的学習法(中略)
となると気になるのが記述の採点基準です。記述の採点基準は、記述以外の出来に影響されます。
合格率は11~12%に持ってきたいというのが、センターの意向でしょうから、そうなるように調整してくるということです。
ただどのような採点方針を採用するかは別として、問題が聞いていることにきちんと答えていない場合は点数がもらえないことになるのは当然です。
問題44であれば、「どのような処分に対する取消訴訟を提起できるか」と聞かれているのに、義務付け訴訟や無効確認の訴えなど、違う訴訟を書いているとそこは点数がつきません。
なお今回は被告を間違えたとしても、全体が0点とはならないと思います。
あとは、問題46ですね。
「誰の誰に対するいかなる権利」と聞いているので、「移転登記請求権」など「権利」であることがわかる文言を選んでいないとやはり減点されると思います。
「何のために」も「所有権を取得するため」としている人が結構いらっしゃるのですが、登記を具備する話なので「所有権を取得するため」とするとこれはミスリードになります。
その部分は0点となると思います。
また、人物関係を取り違えていた人もチラホラいらっしゃいました。
「誰の誰に対する」のところで、たとえば「AのBに対する」としてしまうと、「いかなる権利」が書けていてもそこは点数がつかないと思います。
例年、採点基準を心配する人は多いのですが、厳しいかどうかで影響を受けることは意外と少ない。
それよりは
(続きは横溝慎一郎先生の公式ブログで↓)
記述の採点基準が厳しいかどうかよりも大切なことがある | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ
23日は行政書士EXPOです!11時から 実務家講演会13時から 奨学生試験(合格発表後には実施はありません)14時から 本試験詳細解説会16時30分から …
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【11月23日は、LEC行政書士エキスポ!】横溝慎一郎先生の本試験詳細解説会あり
LEC野畑講師の採点予想
LEC行政書士講座のエース講師で、「行政書士試験のトリセツシリーズ」の著者・野畑先生による記述式の見解。なお、LEC行政書士講座の公式見解ではない。
速報版
令和6年(2024年)度行政書士試験講評~雑感~
NEW!2024-11-10 21:22:16
テーマ:24年本試験後情報(中略)
本ブログでは、これから何回かに分けて本試験問題の講評を掲載していく予定です。
※あくまで本記事作成時点の主観になりますので、後日訂正・修正する可能性があることを御了承ください。(中略)
記述に関しては、問46の論点把握はしやすかったのですが、問45は先取特権が手薄だった受験生には難しかったかもしれません。
問44は意外にも被告を間違えている受験生が多いのではないでしょうか。(中略)
記述式
昨年より(やや)難化していると考えます。
問45・46(民法)については、昨年と同程度の難易度だと思います。
動産先取特権については、ノーマークだと厳しいですが、基本事項だけでも押さえていれば論点把握はできたかと思います。ただ、「物上代位」を書かせたくてたまらない試験委員側に術中にはまってしまった方も多かったのではないでしょうか。問44(行政法)については、一見楽勝に見えますが、「被告」でハマってしまう受験生がいたり、「どのような処分に対する」に困惑してしまったりと、蓋を開けてみると点数が付かない答案になってしまっている受験生も多くなっているような気がします。(続きは、野畑先生の公式ブログで↓)
令和6年(2024年)度行政書士試験講評~雑感~ | のばたーの行政書士受験生応援ブログ(アメブロ)
受験生のみなさま、今日は本当にお疲れ様でした。まずはゆっくりと心身を休めてくださいね。本ブログでは、これから何回かに分けて本試験問題の講評を掲載していく予定で…
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【分析動画も11/19に公開!】本試験分析と結果からみる今後の過ごし方(①総評・記述式について)
TAC森永寛司先生の採点予想
速報版
おそらく最速の本試験講評
2024年11月11日 00時27分21秒NEW !例年言っていることですが、本試験の難易度等は講師等の主観ではなく、客観的なデータが正しく、データリサーチで情報が出揃うまではなんとも言えません
しかし、今日受験した受験生は、私が今日彦根マラソンを走りに行き、開会式に来ていたひこにゃんと良い感じで写真を撮ることができたとか、過去①と言える鰻を食べたとかはどうでもよく、とりあえず現時点でわかる限りのことを書いてくれという思いを持ってらっしゃると思いますので、完全に私の主観であり、森永クラスの講義を聴いている方を前提とした講評を書いていきます
よって、TACの公式見解でもなく、私の肌感覚によるものであり、一人で滅茶苦茶急いで仕上げたため、単純な読み間違い等の可能性もあることをご了承頂いたうえで読んで頂ければ幸いです
問題44 B
→基本講義では板書で書いて二つ処分があるぞと言っていた話。どっちの処分も争うことができるんだぞと言っていたが二つ同時に記述で聞いてきた。まだ受験生の答案見ていませんが、おそらく一つは書けている人が多いのではないか。最低10点取りたい問題45 C
→「いかなる権利」で先取特権が書けたとしても、それ以上は難しいのではないか
→難問に見えるし難問だと思いますが、落ち着いて事例を見たら一般債権者より優先して債権回収したいのだから担保物権の中に答えがあるのではないか。質権や抵当権は約定担保物権ですから相手がのむわけがない。現実的には留置権、先取特権が候補で、人によっては譲渡担保が気になるくらいでしょうか。しかし、問題文に「民法の規定により」とあるので明文規定がない譲渡担保は候補から外れる。また、留置権は法定担保物権であり要件を満たせば成立するはずですが、成立要件で「他人の物を占有」というものがあったはず問題46 A
→ファイナルチェックでヤマに入れていた債権者代位権から
→基本講義でもしっかり説明していた話であり、これは20点取りたい記述式 講評
普通(※法令択一・多肢選択式・一般知識の解説および目標得点については、森永先生の公式ブログでご確認ください↓)
おそらく最速の本試験講評 | 森永の小部屋
受講生の皆様、お疲れ様です 今年も本試験日に講評を書いていこうかと思います 例年言っていることですが、本試験の難易度等は講師等の主観ではなく、客観的なデータが…
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問題44
行政書士試験 問題44
2024年11月15日 08時52分32秒
テーマ:記述対策受講生の皆様、お疲れ様です
今日は記述式である問題44の解説を
前提として、採点基準は公開されておらず、これから書く内容は森永個人の主観に基づくものです
問題44
テレビ放送に関する申請で拒否処分をくらった者が救済を求めようと考えている。判例によればどのような取消訴訟を提起できるか、という問いに答えなければならない
これまでの訴訟類型を選択するタイプの問題ではなく、取消訴訟を提起することは問題文に示されている
ということは、単に処分に対して取消訴訟を提起するという答案で得点がつくかどうかはわからない。少なくとも高得点はつかない
一つ目の関門は被告適格。大臣にして間違ってしまう答案も散見されるが、基本的に行政主体のはず
被告適格を間違えて、処分一つに対して取消訴訟を提起するとしか書かれていない答案に点がつくかはわからない。既に述べたように単に一つの処分に対して取消訴訟を提起と書いても点がつくかどうかもわからないため。ここはバッサリいかれるかもしれない
被告適格を書けて、処分一つに対して取消訴訟を提起するという答案なら部分点はつくでしょう
本問でおそらく
(続きは森永先生のブログで↓)
行政書士試験 問題44 | 森永の小部屋
受講生の皆様、お疲れ様です今日は記述式である問題44の解説を前提として、採点基準は公開されておらず、これから書く内容は森永個人の主観に基づくものです問題44テ…
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問題45
行政書士試験 問題45
2024年11月16日 09時32分11秒
テーマ:記述対策受講生の皆様、お疲れ様です
今日は問題45について書いていきましょう。ちなみに、問題44に関してはこちらを参照してください
(中略)
応えなければいけないことは大きく2つで、①いかなる権利に基づき、②どのような形で売買代金を確保出来るかという2点本試験後に書いていたように、本問は一般債権者を出し抜いて債権を確保したいので担保物権が①に入る。支払ってくれと言っても応じない相手に質権設定を頼むとか、抵当権設定契約を頼むとかは実効性がないでしょうから、法定担保物権に答えはある。約定担保物権と法定担保物権の違いは基本講義で説明していました
法定担保物権は留置権と先取特権。留置権は要件満たさないので先取特権しか残らない。また、民法の規定に照らしとあるため譲渡担保は候補から外れる
悩ましいのは②で「どのような形で」という点が何を要求しているのか
基本的には差し押さえして一般債権者に優先するという流れになるでしょう
競売はどうか、と気になる人もいるでしょうが、
(続きは、森永先生のブログで↓)
行政書士試験 問題45 | 森永の小部屋
受講生の皆様、お疲れ様です今日は問題45について書いていきましょう。ちなみに、問題44に関してはこちらを参照してください 『行政書士試験 問題44』受講生の皆…
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問題46
(公開待ちです)
(続きは森永先生の公式ブログで↓)
森永の小部屋
森永 寛司さんのブログです。最近の記事は「行政書士試験 問題46(画像あり)」です。
ameblo.jp
講師とよた(元資格スクエア)
資格スクエアなど大手予備校で豊富な指導経験をもつ「講師とよた」先生による記述式分析。
民法
令和6年行政書士記述式民法問45
2024年11月14日 13:22令和6年民法記述式問45について、試験委員の出題意図や難しさの原因について掘り下げて解説したいと思います。YOUTUBE動画と同一内容です。
講師とよた|note
様々な分野にまたがり講師歴は約16年。行政書士・予備試験・公務員試験・司法修習生向け二回試験講座等の試験対策、ハラスメント・アンガーマネジメント、いじめ授業を担当。予備試験経由で司法試験合格。大手法律 ...
note.com
択一を含めた全体の無料成績診断も重要!
ここまで40字記述式問題の無料採点サービスを実施する大手スクールについて紹介させて頂いた。確かに記述式問題は300点満点中の60点の配点と、行政書士試験の合格を目指す上で大きなウエイトを占める。
もっとも最終合格には配点の大部分を占める「法令科目」、そして足切りもある「一般知識」と他の科目も総合して合格可能性を判断する必要がある。
関連記事 行政書士試験一般知識!足切り・難易度・講評・目標合格ラインは?【動画解説も】
足切りにも気を付けたいところです
これにはLECやTAC、資格の大原などで実施されている無料成績診断サービスをフル活用したい。この無料成績診断サービスについては、下の記事を参考にされると良いだろう。
また今回の行政書士試験の難易度など講評については、各スクールの解答速報はもちろんのこと、講師の方が自身のブログで独自の見解を述べていることがある。
これについては、LECや伊藤塾、アガルート、東京法経学院など大手スクールの講師陣による行政書士講師ブログを参考にされることをおすすめしたい。
また行政書士試験では難問奇問の類が出題されることがある。平成28年度本試験ならば、記述式問題の民法で、ノーマークに近い親族分野の「財産分与」が出題された。
そこで2024年度記述式問題の難易度・出題傾向など詳細については、今後の各スクールの分析に注目して頂きたい。
(画像はイメージです。)