2022年5月に実施された令和4年度司法試験予備試験短答式試験の「みんなの解答速報」ほか、解答速報のまとめです。
大手スクールによる解答速報
アガルート予備試験講座
アガルート予備試験講座では、試験日当日の17時30分から法律7科目の正解番号を順次公開します。アガルート解答速報はこちら
このほかアガルート予備試験講座では、試験日夕方に講評動画(科目別)の公開、また無料講座「論文式試験 予想論点攻略講座」の提供も予定しています。
(画像はイメージです)
LEC東京リーガルマインド
LEC東京リーガルマインドは、予備試験が実施された5月15日(日)に法律系科目の解答速報を公開します。LEC解答速報(短答式)はこちら
※実施日時
2022年5月15日(日)
17:30から法律科目解答番号を順次公開
資格スクエア
元伊藤塾の吉野勲先生が受験指導を行う資格スクエアも、令和4年度予備試験の解答速報を実施する予定です。資格スクエア予備試験解答速報はこちら
なお資格スクエアでは無料成績診断サービス「予備試験成績診断」(後述)も実施します。

Wセミナー
Wセミナーは、2022年5月19日(木)から解答速報を公開します。Wセミナー解答速報はこちら
Wセミナーの解答速報は、法律7科目(民事系・公法系・刑事系)だけではなく一般教養科目の模範解答も公開予定となっています。一般教養は法律科目よりも配点が高いので、Wセミナーの解答速報もおすすめです。
無料成績診断サービス
予備試験の短答式試験は相対評価で合格が決まります。過去の合格ラインは160点台が多く、難易度が高い年度は150点台となるケースも。
そして短答式試験の合格発表は約1か月後の6月上旬です。メインとなる7月の論文試験まで時間も少ないので、各スクールの無料成績診断サービスを有効活用するようにしましょう。
LEC東京リーガルマインド
LECでは試験日当日から無料成績診断「短答成績リサーチ」のエントリーを開始。全国の受験生の皆さんから収集した解答データを基に、成績データをより早くより提供します。LEC「短答成績リサーチ」はこちら
※「短答成績リサーチ」のスケジュール
2022年5月15日(日)17:00 受付開始
2022年5月18日(水)8:00 受付締切
2022年5月19日(木)20:00 成績データ公開予定
資格スクエア
資格スクエアでも無料成績診断サービス「予備試験成績診断(無料自動採点サービス)」をスタートします。早めの登録がおすすめです。
【予備試験成績診断サービスとは】
予備試験で誰もが気になる合格ライン。
オンライン専業の資格スクエアでは、みなさんのデータを分析し、「自分の成績が上位何%にいるのか」「合格率はどうか」ということを提示します。自分の立ち位置をしっかりと把握し、次の戦いに備えましょう。出典:資格スクエア
伊藤塾
伊藤真先生が塾長を務められる伊藤塾では「予備試験 短答解答番号調査」を実施。これは他の大手スクールと同様に、全国規模で行うデータ分析サービスです。参加者には総合成績表が提供され、ボーダー予想に役立つでしょう。また参加特典として2,000円相当の受講割引券が用意されています。
また参加者特典として、伊藤塾による解答速報の閲覧が可能です。なお解答速報の閲覧には、伊藤塾専用ページから受験生の方の回答状況の入力、および自動返信されるメールに記載のパスワードが必要となっています。
辰巳予備試験講座
辰巳予備試験講座では「短答再現」で成績診断を行います。参加者には「個人得点・順位および全体成績」のデータ提供のほか、「予備試験短答プレ詳解(短答解説書)」などのPDFファイルが公開される予定です。
大手予備試験講座による講評動画
アガルート公法系(憲法・行政法)
アガルート民事系(民法・商法・民事訴訟法)
アガルート刑事系(刑法・刑事訴訟法)
講師のコメントまとめ
大手予備校の実力派講師の感想は?~講師ブログ
再び5月に戻ってきた予備試験短答式試験。今回の短答式試験の出題傾向や難易度は?
そんな分析情報を知りたい受験生の方におすすめなのが「司法試験講師ブログ」。LEC予備試験講座やアガルート、資格スクエアなど大手予備校の実力派講師陣による分析記事が参考になります。
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司法試験講師ブログ | 試験部
司法試験の講師ブログの最新記事です。予備試験、法科大学院対策も。
shikaku-pass.net
みんなの解答速報
今後のスケジュール
- 短答式試験の合格発表 令和4年6月2日(木)
- 論文式試験 令和4年7月9日(土)10日(日)の2日間
- 論文式試験の合格発表 令和4年10月20日(木)
- 口述試験 令和4年11月5日(土)6日(日)の2日間
- 最終合格発表 令和4年11月17日(月)
このほか令和4年度予備試験の詳細については試験実施団体の法務省ホームページ(予備試験)をご覧ください。
過去の合格ライン【短答式】
ここで過去に実施された短答式試験の合格ラインについてまとめておきたいと思います。
平成23年(2011年)165点
平成24年(2012年)165点
平成25年(2013年)170点
平成26年(2014年)170点
平成27年(2015年)170点
平成28年(2016年)165点
平成29年(2017年)160点
平成30年(2018年)160点
令和元年(2019年)162点
令和2年(2020年)156点
令和3年(2021年)162点
(法律科目1科目30点、一般教養60点の270点満点)
このように過去の合格ラインを見ると、160点前後が短答式試験の合格ラインとなっています。もっとも一般教養を含めての試験結果ですので、一般教養に自信がない方や法令科目を中心に得点を重ねたい方は7割から8割を目標に学習を進められると良いでしょう。
論文受験生向けの奨学生(特待生)試験
LEC東京リーガルマインド
LECでは「予備試験 特待生試験」を、5月下旬に実施します。「予備試験ファイナル答練」「予備試験スタートダッシュ答練」一括もしくは、「予備試験ファイナル答練」「予備試験スタートダッシュ答練」を含むコース、パックが対象で、成績により最大50%の割引となります。
まとめ
ここまで2022年度予備試験の解答速報についてみてきました。予備試験の合格には、「短答式」「論文式」「口述」の3つのステージをクリアする必要があり、短答式試験はその最初の難関となります。
予備試験の最終合格を目指す方は、論文試験対策がその中心となることは間違いありません。もっとも実力者の方でも、短答特有の出題(短答プロパー)に頭を悩ますケースもあるでしょう。
もちろん「短答式は満点を目指す」必要がありません。論文試験への門前払い(足切り)にさえならなければ良いと言う考え方が大切です。もちろん各スクールで実施される成績診断サービスや分析イベントも活用されると良いでしょう。