2016年11月13日(日)に行われた平成28年度行政書士試験の合格発表が、試験実施団体の行政書士試験研究センターから平成29年1月31日(火)に行われた。
合格率は9.95%
平成18年の新試験制度への移行以来、合格率は一年おきに上下する傾向が見られたが、2016年度の合格率は9.95%となった。
特に平成27年度行政書士試験の合格率は、没問の影響もあり13.1%とかなり高かった。その反動が平成28年度試験に影響を与えたのか、合格率は下がったものの、それでも9.95%と過去の数年間では高い合格率となる。
【参考】新試験制度となった平成18年度以降の行政書士試験の合格率
平成18年度 4.79%
平成19年度 8.64%
平成20年度 6.47%
平成21年度 9.05%
平成22年度 6.60%
平成23年度 8.05%
平成24年度 9.19%
平成25年度 10.10%
平成26年度 8.27%
平成27年度 13.10%
合格発表を受けて、講評動画と講師によるコメントまとめ
講評動画
資格スクエア行政書士講座では、平成28年度行政書士試験の合格発表を受けて、講評動画(雑感動画)を2017年1月31日(火)夜に公開を予定している。
(※動画は公開され次第、掲載します。)
講師のコメントまとめ
LECやTAC、伊藤塾、フォーサイト、資格スクエアなど大手試験対策スクールの講師陣によるブログのコメントまとめ。なおブログは講師自身の意見・見解であり、スクールによる公式発表ではないことにご留意頂きたい。
関連サイト 行政書士講師ブログはこちら
林裕太先生(アガルート行政書士講座、元資格の大原講師)のツイッターから
【速報】 平成28年度行政書士試験の結果の概要
合格率:9.95%、合格者数:4,084人、合格者平均点:196点
合格された皆さん、おめでとうございます!https://t.co/BaJsy0D3du— 林裕太 (@yuuta0120) January 31, 2017
合否通知書・合格証の届く時間
行政書士試験の合格発表が行われると、一両日中に合格通知書が、そして合格者には後日に合格証が郵送で届くことになっている。
再受験をされる方は、法令科目の得点はもちろん、記述式の得点など確認するべき項目がある。ぜひ活用して次回の本試験合格につなげて頂きたい。
関連記事 合否通知書の写真・合格証が届く時間と開業実務講座比較
独立開業なら開業講座がおすすめ
今回の行政書士試験で合格を果たされた方の中には、すぐに独立開業を目指す方もいらっしゃるだろう。司法試験などと異なり、簡単な研修等はあるものの、基本的にはすぐに独立開業ができるのが行政書士のメリットでもある。
そんな行政書士の実務であるが、LECやTAC、伊藤塾などで実務に即した開業講座を開講している。現役の行政書士や実務家を中心に講義を進めているスクールも多い。何よりコンパクトに基本的な実務のマスターが目指せる。
行政書士合格発表、合否通知書の写真・合格証が届く時間と開業実務講座比較
行政書士試験の合格発表が1月下旬にされる。法律系資格の入門とされる行政書士試験だが、合格は決して簡単ではなく、合格まで数年かかるケースも少なくない。そんな難関試験に合格された。 さて行政書士試験の合格 ...
残念ながら不合格の方
残念ながら平成28年度行政書士試験に不合格になった方もいらっしゃるだろう。そして平成29年度行政書士試験に向けて再スタートを切る方もいるはず。
合格には基本事項のインプットと豊富な問題演習量が重要であることは間違いない。もっとも「試験の継続性」を考えれば、平成28年度行政書士試験の分析も大切だ。
平成28年度試験の講評まとめ
そこで受験生の方におすすめの記事が、「平成28年度行政書士試験、分析動画まとめ」である。指導経験豊富なスクールによる分析である。しかも動画解説なので分かりやすくポイントを押さえることができると思う。
関連記事 平成28年度行政書士試験、分析動画まとめ【合格ライン予想は?】
解答速報の確認も
またそれ以前の話であるが、解答速報を利用して間違った分野の確認も大切だ。合否通知書には得点の記載はあるものの、各問題別の正否は記載されていない。ぜひ解答速報を利用して、弱点分野の発見に努めて頂きたい。
関連記事 【解答速報】行政書士試験、講評・無料成績診断(記述式も)・本試験分析会・動画解説まとめ
まとめ
ここまで平成29年1月31日(火)に公開された平成28年度行政書士試験の合格発表についてまとめてきた。
残念ながら次回の試験に再挑戦される方もいらっしゃるだろう。1年は長いように思われるが、過去問の分析、弱点分野の補強など行っていれば、あっという間に夏になる。そしてすぐに直前期。
したがって落ち込む暇もないし、また落ち込む必要もない。ぜひ客観的に弱点分野を発見、そして補強して頂き、ぜひ平成29年度行政書士試験の合格につなげて頂きたい。