宅建試験に合格するには過去問を中心とした学習が一番の近道である。もちろん近年においては事例問題の登場など難化傾向にある宅建試験だが、満点を目指さず合格ラインの突破だけならば過去問中心の学習が必要条件かつ十分条件となる。
そこでおすすめの過去問題集といえば、LEC宅建講座の出る順宅建ウォーク問過去問題集、「パー宅」でお馴染みの住宅新報社によるパーフェクト宅建過去問10年間となる。基本テキスト片手にこのような過去問題集を繰り返し解けば本試験の合格は近い。
もっとも独学で合格を目指す場合、テキストだけでは理解できないケースもある。そこで無料で視聴できる解説動画を紹介したい(なお本記事は平成27年度向けとなる)。
1、氷見敏明先生の解説動画
クレアール宅建の基幹講座講師であり、住宅新報社の試験対策書籍でお馴染みの氷見敏明先生。住宅新報社の「楽学宅建」とのコラボ企画として、平成27年度楽学宅建講座を実施している。
これは配点の高い宅建業法15回、受験生の方が挫折しやすい権利関係15回の動画と合計で20時間に亘る動画解説を無料で公開しているもの。指定テキスト「楽学宅建」を使用しているが、なくても十分に理解できるだろう。
■ 平成27年度 楽学宅建講座の動画から
2、宅建みやざき塾
元LEC東京リーガルマインド宅建講座の実力派講師で、現在は日建学院で活躍する宮嵜晋矢(みやざきしんや)先生による動画解説。
こちらも宅建みやざき塾の動画として無料公開している。なお平成26年6月9日現在、平成26年度向けとして一部の動画がアップロードされている。したがって平成25年度向けの動画となるが、統計や法改正があった部分を除けば十分に使用できる。
■ 宅建みやざき塾「H19-21 建築基準法 宅建みやざき塾 重要過去問題解説」
3、必勝倶楽部
こちらは元TAC、LECで活躍された吉井英二先生の動画解説。公務員試験向けの動画解説であり民法・憲法・行政法がアップロードされている。このうち宅建試験向けとしては民法が使える。板書を駆使した分かりやすい講義が特長で、権利関係の得点力アップに役立つだろう。
TAC講師が担当する講座も