令和5年9月28日、行政書士試験を実施する行政書士試験研究センターから驚くニュースが発表になった。
「行政書士試験の施行に関する定め」の一部改正について
【令和6年度試験から適用】「行政書士試験の施行に関する定め」(告示)が一部改正され、同改正は令和6年度試験から適用することとされました。
<概要>
累次の行政書士法改正や行政書士に期待される役割の拡大等を踏まえ、毎年の行政書士試験において、「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」及び行政手続のデジタル化に関連する「情報通信・個人情報保護」等の各分野について、それぞれ一題以上出題するよう明記するものです。
なお、本改正は現行試験の内容及び出題範囲を変更するものではありません。引用一般財団法人 行政書士試験研究センター『「行政書士試験の施行に関する定め」の一部改正について』(PDFファイル)
ここで大切なことは、試験制度の変更について指導実績豊富な行政書士講師の分析と、得点計画など、これからの戦略を聞くことだ。そこで伊藤塾、資格スクエアなどの人気講師の分析動画をまとめたい。
不確かな情報に惑わされずに、今回の分析動画を参考にして来年の合格を勝ち取って欲しい。
正式な出題内容は以下のようになりました↓
試験科目と内容等
「行政書士の業務に関し必要な法令等」(出題数46題)
憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)、民法、商法及び基礎法学の中からそれぞれ出題し、法令については、試験を実施する日の属する年度の4月1日現在施行されている法令に関して出題します。「行政書士の業務に関し必要な基礎知識(出題数14題)(令和6年度試験から適用)
一般知識、行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令、情報通信・個人情報保護及び文章理解の中からそれぞれ出題し、法令については、試験を実施する日の属する年度の4月1日現在施行されている法令に関して出題します。
引用 試験概要 | 行政書士試験研究センター
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人気講師陣による解説動画まとめ
伊藤塾・志水晋介先生「行政書士試験について、2024年(令和6年)度からどう変わる?」
司法試験など、難関法律系資格と言えば伊藤塾。伊藤塾行政書士講座の人気講師である志水晋介先生が、ポイントを簡潔に解説する。
伊藤塾・行政書士六法は令和6年からの基礎知識に完全対応
普段の勉強に必要な六法。伊藤塾行政書士講座では行政書士六法を発売し、今回の変更に対応している。伊藤塾・行政書士六法はこちら
伊藤塾の行政書士六法はこんな特長があります↓
伊藤塾・行政書士六法の特長
- いつでも条文が見れるようにコンパクトで、自分に合ったカスタマイズが可能(ルーズリーフ方式)
- 紙の六法での発売だが、PDFファイルとしてダウンロードが可能。スマホ・タブレットで見れる
- 若手実力派・藤田 竜平先生による特別講義付き(Web講義)
行政書士六法は合格に必須のアイテムのため、伊藤塾のほかLECや東京法経学院、TAC出版に三省堂など、大手が鎬(しのぎ)を削る。
参考おすすめの行政書士六法まとめ!伊藤塾・LEC・東京法経学院・TACを比較
そんな中、Web講義が付く伊藤塾行政書士講座の六法は注目に値する。
【参考動画】受験生必携!2024年(令和6年度)試験完全対応!!伊藤塾「行政書士試験六法」の全貌
資格スクエア・森広志先生「【令和6年度行政書士試験】ズバリ、試験制度はこう変わる!」
資格スクエア行政書士講座の森広志先生(元伊藤塾)による解説。YouTubeでは「森T」として大人気。
ちなみに大学受験の指導経験も豊富で、行政書士試験の文章理解の指導にも自信がある。
関連「【資格スクエア行政書士講座】森広志先生(森T)が民法の重要論点を無料で解説【講義動画まとめ】」
解説動画「面白いほどわかる行政書士法」
平成17年度行政書士試験まで出題されていた行政書士法・住基法・戸籍法が、令和6年度試験から復活するが、今の受験生の方にはどんな感じかイメージがわきにくいだろう。
そこでおすすめなのが、森Tの「面白いほどわかる行政書士法」だ。本格的な問題演習はこれからだが、早い時期にイメージを持つことで、スムーズに学習に入れるはずだ。
【資格スクエア行政書士講座】面白いほどわかる「行政書士法」(行政書士試験)
アガルート・豊村慶太先生「【知らないとまずい】令和6年度から行政書士試験が変わる?変更点と対策法を解説!」
令和4年度合格率が56.17%(全国平均の4.63倍、296名が合格)という高い合格実績のアガルート行政書士講座。エース級講師の豊村慶太先生(元LEC)による解説。
(1)行政書士法や戸籍法、住民基本台帳法など新しい科目の導入(2)情報通信や個人情報保護、文章理解はこれまで通り(3)出題形式の変更はないが、新しい科目への対応を考える必要性、この3つのポイントを中心に説明されている。
講師とよた先生「令和6年度行政書士試験制度変更 & 民法記述ライブ「債務不履行」から出題」
現在は弁護士として活躍する一方、行政書士試験の受験指導も行う講師とよた先生。資格スクエア行政書士講座をはじめとした大手予備校での指導実績も充分。
TAC小池昌三先生が解説「2024年度 行政書士試験 どう変わる? 改正のポイント」
TAC行政書士講座のベテラン講師・小池昌三先生が、「はじめての人にも分かりやすく」をコンセプトに変更点を解説。
このほかの実力派講師の見解は?講師のブログから
そしてLEC行政書士講座など大手予備校で実施される無料ガイダンス(YouTube配信を含む)も参考にしたい。
また実力派講師が自身で講師ブログを運営されている方もいる。所属するスクールの公式見解ではないが、こちらも合わせて参考にされるといいだろう。
行政書士講師ブログ | 試験部
行政書士講座の講師のブログの新着記事です。
shikaku-pass.net
フォーサイト行政書士講座、新形式の出題範囲をわかりやすく解説!
令和4年度合格率が54.1%(全国平均の4.46倍)という高い合格実績のフォーサイト行政書士講座1。
従来の政治・経済・社会の分野のほか、新形式の出題範囲をわかりやすく説明されている。
(中略)
さらに、私たちに大きく関連する事項としては、2024年11月に実施される行政書士試験から、試験科目の改正が行われる予定です。
すなわち、従来の一般知識の部分を改正し、情報通信・個人情報保護、文章理解はそのまま存置し、政治・経済・社会の分野を改めて、行政書士業務に密接に関連する法令、さらにはこれら以外の一般知識分野(ここが従来の政治・経済・社会の分野になると予想されます)となります。<従来>
①情報通信・個人情報保護
②文章理解
③政治・経済・社会
↓
<新形式>
①情報通信・個人情報保護
②文章理解
③行政書士業務に密接に関連する法令
④一般知識(政治・経済・社会)そして、③行政書士業務に密接に関連する法令については、具体的には行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法が例示されています。
辰年は、活力旺盛で成長飛躍の年だと言われています。
今年もしっかりと学習を重ねて、大きく飛躍する年にしましょう。
引用 フォーサイト行政書士講座「新年のご挨拶 | 行政書士講座の講師ブログ」
クレアール行政書士講座「【2024年度から】行政書士試験の一般知識等が改正へ!どう対策すべき?」
効率的学習法「非常識合格法」でおなじみのクレアール行政書士講座による解説。
なお、先着100名様に、あのカリスマ講師が書いた「行政書士試験 非常識合格法」書籍プレゼントを実施している。
新・行政書士試験で一般知識問題はどう変わる?
2024年度以降の試験では、一般知識問題は「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」の一部として出題されます。旧試験にあった「政治・経済・社会」に関する問題はなくなったわけではなく、一般知識問題の範囲内で出題されることになります。一般知識問題の出題数は未知数ですが、旧試験の一般知識等にあった足切りは「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」でも引き継がれるため、引き続き入念な対策が必要です。
【分野別】行政書士試験「基礎知識(旧「一般知識等」)」の対策法
出題範囲改正のポイントや背景がわかったところで、「行政書士の業務に関し必要な基礎知識(旧「一般知識等」)」の試験対策方法について解説します。一般知識
中学の社会科・高校の世界史、日本史、現代社会、政治・経済で学ぶ範囲の一般知識を問われる分野です。直近では、LGBTQや自動運転などの時事問題も出題されています。一般知識問題の対策では、単に教科書を読むだけではなく、日頃からニュースや新聞などで幅広い知識を身につけておくことが重要です。出題範囲が多岐にわたるため、広く浅く学習することを心がけましょう。通勤や通学の移動時間に、スマートフォンを使いニュースを見るだけでも新たな知識の獲得につながるはずです。
行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令
この分野では「行政書士法」「戸籍法」「住民基本台帳法」などの知識が問われます。これらは平成17年まで行政書士試験の試験科目だったため、平成17年以前の過去問を解くことで試験の傾向を掴めるでしょう。
引用 クレアール行政書士講座「【2024年度から】行政書士試験の一般知識等が改正へ!どう対策すべき?」
LEC横溝慎一郎先生の「行政書士法・戸籍法・住基法の過去問を解いてみよう」
現行の行政書士試験は平成18年から導入されている(40字記述式など)。それまでは戸籍法などが出題されていた。したがって現在書店で発売されている10年分の過去問題集では、戸籍法などの過去問は収録されていない。
そこでおすすめの動画が、LEC行政書士講座のカリスマ講師・横溝慎一郎先生の解説動画「【LEC行政書士】行政書士法・戸籍法・住基法、ちょっと過去問解いてみる?」だ。
LEC行政書士講座は、2024年で指導歴40年という業界屈指のトップランナー、そして横溝慎一郎先生は、20年以上の超ベテラン講師。受験界の「生き字引」とも言える。横溝慎一郎先生から、あなたへのメッセージ
この組み合わせだから、過去の戸籍法などの解説講義ができるわけだ。収録時間は約1時間。過去問の情報が少ない中、今回の動画は必見と断言する。ライバルに差をつけたい、足きりになりたくないなら、絶対見てほしい。
【LEC収録動画】横溝慎一郎先生の「行政書士法・戸籍法・住基法、ちょっと過去問解いてみる?」
森永寛司先生(TAC行政書士講座)
TAC行政書士講座の実力派講師と言えば、森永寛司先生。そんな森永先生のブログ記事から。
なお、本試験終了後には、受験生の関心が高い記述式の分析記事や、科目別の試験講評も。受験生必見!
行政書士試験の一般知識と夢の話
2023年12月05日 09時24分16秒(中略)
既にご存知の方も多いでしょうが、来年の行政書士試験は一般知識が変わります。どのように変わるのか、ということは現時点で完璧に把握することは出来ませんが、行政書士法や戸籍法等の実務に関する基礎知識が試験範囲となります。
とりあえず現時点では
今年までの対策+行政書士の実務に関する基礎知識
と思っておいたほうが無難でしょう。
イメージ的には政経社の重要性が下がり、実務に関する基礎知識が入るのかと思いますが、だからといって政経社をスルーすることは危険かな、という印象を持っています。
ここ数年、一般知識が易化しており、実力十分だが一般知識で泣きを見る人は減っていますが、もう少し長いスパンでみると寧ろ一般知識こそが最後の関所となる年もかなりありました。
今年の試験は法令択一が難化したこともあり、来年の試験では法令択一に力を入れる人が多いでしょう。
しかし、これまで述べてきたように、この試験は難易度が動きます。来年は法令択一が易しくなり、一般知識で合格者を調整しようとするかもしれません。
なんにせよ、現時点から対策が取れるのであれば万全を期すべきであり、やれることはしっかりやることが合格可能性を高めることになると思います。
では何をすべきか、ということは明日書いていきましょう。
行政書士試験の一般知識と夢の話 | 森永の小部屋
受講生の皆様、お疲れ様です。既にご存知の方も多いでしょうが、来年の行政書士試験は一般知識が変わります。どのように変わるのか、ということは現時点で完璧に把握する…
ameblo.jp
【対策】範囲も広く、足きりもある。大手予備校の講座を利用するのがベスト
このように令和6年度から一般知識の出題内容が変更になるが、出題範囲は今までどうり広く、これをやっとけば充分という教材も存在しないため対策を立てづらい。
しかも足きり(合格基準点を超えないとその時点で不合格)もあるため大手予備校の対策講座を受講するのがベストだ。
LECのような大手予備校だと、過去の豊富な指導実績や本試験の充分な分析があるので、タイパ・コスパ両面でおすすめ。
そこで今年の行政書士試験の一般知識の突破を目指す受験生の方に、おすすめの対策講座3つをまとめる。
おすすめの一般知識(基礎知識)対策講座3選!LEC・アガルート・東京法経学院
スクール | 講座名 |
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LEC行政書士講座 | 講座名横溝慎一郎講師の「合計56点アップ道場」 行政書士試験指導歴20年以上のカリスマ・横溝慎一郎先生による一般知識対策講座。試験を知り尽くした第一人者だからできる合格者絶賛の内容。コンパクトなオリジナルレジュメも。サンプル講義(YouTube) |
アガルート | 講座名 行政書士試験|一般知識・時事オールインワン講座 令和4年度合格率56.17%(全国平均の4.63倍)というアガルート行政書士講座。10年分の過去問を徹底分析し、3種類の問題集で対策。最新時事もカバー。サンプル講義(YouTube) |
東京法経学院 | 講座名 基礎知識(一般知識等)集中対策講座 伊藤塾予備試験講座など大手予備校で数多く講義を担当する寺本康之講師による対策講座。 4時間の解説講義とオリジナルテキストで、基本事項を一気にマスター。サンプル講義(YouTube) |
- 受講生アンケートに基づくデータ。2022年度行政書士試験のバリューセット2の受講生実績。 ↩︎