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費用を抑えて難関資格試験の合格を目指すには?

2020年9月1日

有効求人倍率は以前よりも改善されているが、非正規雇用に関しては劇的に改善した傾向はない。この非正規雇用のデメリットとして、「正規と仕事内容が同じでも安い賃金」「社会保険が完備されていないケースがある」「終身雇用ではない」等の点がある。

また最近では非正規雇用にも採用されないケースがあるようだ。消費税増税や円安の影響(輸入品の値上げ)で消費者の購入力も下がっており、内需が足りないのが主な理由と考えられる。

そこで身に着けたいのが難関資格である。資格試験に合格すれば正規として、あるいは非正規スタッフとして必ず採用される保証はないが、他の志願者との差別化は出来るはずだ。また将来的に独立開業の道も見えてくる。

就職面接
(画像はイメージです。)

そんな難関資格試験に、費用を抑えて合格を目指したい方も多くいらっしゃると思う。最初に思い浮かぶのが「独学」。大手書店に行けば、分かりやすいテキストや学習漫画などがあり、昔と比べて独学でも合格が目指せる環境が整ってきた印象がある。

しかし独学は「毒学」とも表現されるように、無駄な時間や過程が生まれやすいのも事実である。テキストを読んでも、どこが重要か分からない。また試験の出題傾向を踏まえた分析と対策に関しては、大手スクールが持っている情報に太刀打ちできない。

さらに学習スケジュールや合理的な勉強法なども、試験対策スクールで提示されるケースもある。このように難関資格の合格を目指すのならば、大手スクールを利用するのがベストと言えよう。

もっとも学習費用が捻出できない方も多いはず。そこで大手スクールを利用しながら少しでも費用を抑える方法を紹介したい。

TAC出版の「TAC独学道場」

大手資格スクールの資格の学校TAC。そのTAC講師陣による「DVD・CD講義」や「テキスト・問題集」「答練」「公開模試(会場受験含む)」「無敵の予想大会(スクーリング)」「質問カード」などが用意され(コースの種類により一部異なる)、それでいて費用がお手軽なのがTAC独学道場(TAC出版)である。

2017年6月現在、日商簿記・税理士・ファイナンシャルプランナー・司法書士・行政書士・社会保険労務士・宅建士(宅地建物取引士)・管理業務主任者・マンション管理士など多彩なラインナップがある。また試験の種類によっては応援サイトなどもあり、完全な独学と異なり、学習を続けられる環境が用意されている。費用を抑えて合格を目指したい方に最初に紹介したい講座である。TAC独学道場の詳細はこちら(TAC出版)

LEC東京リーガルマインド

大手スクールで奨学生試験を実施するケースがある。そして受講料の割引となるのは成績優秀者が対象になるのが一般的となっている。

そこで受験生の方に紹介したいのがLEC東京リーガルマインドで実施されている「Web奨学生試験」。これは「私が○○を目指す理由」をテーマに作文を書いて投稿すると、最大30%割引クーポンがもらえる。これならばこれから合格を目指す初学者の方でも利用できると思う。

なおWeb奨学生試験は不定期で実施されることがある(2017年5月現在、実施されている)。終了時期など詳細についてはLECのWeb奨学生試験ページで御確認頂きたい。

この他にもLEC東京リーガルマインドでは「早得」「タイムセール」「お得なeクーポン」などの各種キャンペーンを実施している。司法試験予備試験、公認会計士、弁理士・中小企業診断士・公務員試験など難関試験に挑戦する受験生の方におすすめしたい。
関連記事 LEC割引キャンペーンほかWeb奨学生試験などお得な情報まとめ【口コミと評判も】

LECキャンペーン
▲LECキャンペーンページ(画像はLEC公式サイトから)。2017年現在、「早得キャンペーン」「BIGタイムセール」「Web奨学生試験」「資格別お得な割引eクーポン」「退職者・離職者応援割引」「法人提携割引」などのキャンペーンが実施されている。なお時期によりキャンペーンの内容は変更になることがある。

資格スクエア

オンライン専門の資格スクエア。この資格スクエアでは大手スクールで受験指導を行っていたベテラン講師の講義が月額制で受講することが可能だ。インターネットを利用したオンライン講座であるため、学習費用の総額も従来のスクールよりも安い印象がある。

また開講講座も司法試験予備試験・弁理士・行政書士など、法律系資格試験を中心に多彩なコースが用意されている。難関資格の合格を目指されている方は、こちらも併せて検討されると良いだろう。
【関連記事】【資格スクエア】高い合格率の理由は、大手予備校の実力派講師による講義だから【元LEC・伊藤塾・資格の大原】

関連動画

クレアール、LEC東京リーガルマインド、小泉司法書士予備校など大手スクールで受験指導を行い、現在は資格スクエア司法書士講座を担当する三枝りょう先生の動画「【資格スクエア】司法書士対策 ガイダンス動画」。豊富な受験指導経験を持つ三枝りょう先生。分かりやすい講義が特長。

STUDYing(スタディング)

スマホ・PC等で学べるオンライン資格講座「STUDYing(スタディング)」。STUDYing(スタディング)の特長は以下のようになっている。

  1. スマホ・パソコン・タブレットがあれば、「いつでも」「どこでも」学習が可能。
  2. 携帯端末に対応した講座のため、通勤時間を活用した試験対策の学習が可能。学習時間が満足に取れない方におすすめ。

  3. 分かりやすい講義。
  4. 元大手スクールで指導経験がある講師(司法書士講座など)などが講義を担当。問題練習・過去問練習がスマホ等で簡単にできるため、マスターした知識の定着も促進。

  5. 手軽な学習費用。
  6. ネット通信講座に特化しており、校舎を構えないので費用も格安。

2017年6月現在、中小企業診断士・司法試験・司法書士・行政書士・簿記・宅建・ファイナンシャルプランナー・税理士などの講座がある。
STUDYing(スタディング)はこちら

関連動画

「新しい通信講座のカタチ 『STUDYing(スタディング)』 とは?」。分かりやすく・学びやすく・続けやすいをモットーにスタートしたSTUDYing(スタディング)。そのSTUDYing(スタディング)の特長とは?

サラリーマン(給与所得者)なら「特定支出控除」も。資格の取得費用が控除に

資格取得の費用を抑える方法を考えてきたが、間接的に取得費用を抑える方法もある。それは確定申告で控除を使い、税金を安くする(場合によっては還付)という方法だ。

ガイド
サラリーマン受験生の場合、控除の可能性が出てきます

これは今年から始まった特定支出控除というもので、サラリーマンの場合だと今までは給与控除しか認められなかったが、「職務に直接必要な資格(一定の資格を除く)を取得するための支出」として控除の対象になる。

もっともすべての資格が対象となるのではなく、「職務に直接必要な資格」でないとダメ。さらに領収書の保存や給与の支払者による証明も必要だ。

この特定支出控除を受けるためには、確定申告を行う必要があります。
 その際、特定支出に関する明細書及び、給与の支払者の証明書を申告書に添付するとともに、搭乗・乗車・乗船に関する証明書や支出した金額を証する書類を申告書に添付又は申告書を提出する際に提示してください。

国税庁
No.1415 給与所得者の特定支出控除|国税庁
No.1415 給与所得者の特定支出控除|国税庁

www.nta.go.jp

このように書くとなんだか特定支出控除は面倒な手続きのようにも思える。しかし慣れてしまえばそんなことはない。何より収入が右肩上がりの時代ではない今、税金の還付はとても大きい。ぜひサラリーマン受験生の方に参考にしてほしい。

このほか試験の合格後に講師になって(教える立場)になって費用を回収する方法もある。特に難関試験では「合格者講義」などが開講されるケースもあり、「講師になる」方法もぜひ頭に入れておかれるといいだろう。

まとめ

ここまで費用を抑えて難関資格の取得に向けて利用したいスクールや講座についてまとめてきた。

費用を抑えるとなると、一般書店でテキストや問題集を購入して「独学」で合格を目指す方法が考えられる。もっとも挫折や失敗を重ねて、時間だけが無駄に過ぎていくケースも少なくない。

スクールの費用は「将来への投資」と割り切るのも一つの方法。また将来的に投資金額の回収が見込めない資格ならば、その資格は向いていないと言えるだろう。

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