短答式の合格ラインは159点!まだ低い水準か
令和3年度司法試験予備試験<短答式>の合格発表が、法務省からされた。気になる合格ライン(ボーダーライン)だが、159点という結果になった。
関連「【解答速報】予備試験短答式試験、無料成績診断と講評【合格ラインは?】」
平成の頃は160点台の合格ラインが標準的だったが(例として平成28年は165点、なんと平成27年では170点)、令和2年度の合格ラインは156点、そして令和3年は162点と低い水準になっている。
もっとも合格率は21.75%(対受験者)で、例年並みとなっている。つまり5人のうち4人は不合格になる傾向はそのままだ。
法務省「令和4年司法試験予備試験の結果について」
【試験分析】大手予備校のまとめ!実力派講師の解説動画も
この令和3年度短答式の合格発表を受けて、大手予備校では試験結果の分析と次回試験に向けた勉強法などを公開している。ぜひ参考にして、合格につなげていただきたい。あの合格率の高い予備校が教える「予備試験に1年で(最短で)合格する勉強法」とは?
アガルート予備試験講座、谷山政司先生の分析動画も
司法試験予備試験の指導実績が高いアガルート予備試験講座では特設ページ「【合格発表】司法試験予備試験 短答式試験(令和4年度)」を公開。
過去5年分の試験結果(合格率や合格者数など)のほか、谷山政司先生の分析動画の公開、さらに期間限定で「論文式試験 予想論点攻略講座」の無料提供も行ってる。
【分析動画】「令和4年 短答式試験 合格発表を受けて 谷山政司講師」
LEC予備試験講座、講評も
伝統と実績のLEC司法試験・予備試験講座では、詳細な試験分析を行ってる。
(中略)
全体的に総括しますと、今年は、特に商法科目が難しかったものの、その他の科目は例年どおりか、やや易しかったものといえます。3 予備試験の短答式試験に合格するためには
予備試験短答式試験の特徴として、合格者の平均点と採点対象者全体の平均点の乖離が大きいという点が挙げられます。
今年の司法試験短答式試験における合格点は 96 点以上であるのに対し、採点対象者全体の平均点は 115.7 点ですから、受験生全体の平均レベルの実力でも司法試験短答式試験を突破することは可能といえます。これに対し、今年の予備試験短答式試験における合格点は 159 点以上ですが、採点対象者全体の平均点は 127.9 点ですから、予備試験短答式試験を突破するためには、受験生全体の平均レベルの実力では不十分であり、合格率(令和4年:約 21.9%)からすれば、受験生5人の中で一番良い成績を取れる程度の実力が求められているといえます。
予備試験短答式試験に合格するためには、一定の知識の量が必要なのは言うまでもありませんが、重要なのは
(以下、省略)
資格スクエア、講評動画は必見
「逆算思考の予備試験合格術」が話題の資格スクエア予備試験講座では、詳細な講評動画を公開した。
【動画】「【速報】令和4年度司法試験予備試験短答式試験結果について」
吉野勲先生(資格スクエア、元LEC、元伊藤塾)の分析動画
【動画】「短答の分析の仕方」
短答試験を受験された方を対象に、短答式試験の分析方法を解説している。
辰巳法律研究所・西口竜司先生の分析動画
辰巳法律研究所の実力派講師である西口竜司先生の分析動画。なお、神戸マリン綜合法律事務所による動画であり、辰巳法律研究所の公式見解ではない。
また西口竜司先生は司法試験&予備試験受験生向けのブログも運営されている。より深い分析が見れるかも。
参考「司法試験講師ブログ」
【動画】「司法試験&予備試験短答試験合格発表」
(2022年度は、6月3日現在公開されていません)
伊藤塾、無料公開講座「2022年合格戦略 予備試験 論文突破必勝講義」も
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【担当】伊関 祐 講師引用「伊藤塾」
【動画】「2022年予備試験短答に手ごたえがあった人のための今後の学習法」
伊藤真塾長のほか、伊関祐講師も登場。
まとめ
ここまで令和4年度司法試験予備試験短答式試験の合格発表についてまとめてきた。
短答式試験は5人に一人しか合格できない関門ではあるが、あくまでも論文試験の合格が一番の難関であり、全力で取り組むべき対象だ。ぜひ方向性を間違えることなく学習に取り組んでいただきたい。