平成27年10月に実施される宅建士(宅地建物取引士)試験。記念すべき第1回となる試験だが、士業への格上げにより難易度の変化も予想されている。
そして第1回宅建士試験の受験申込者数が、試験実施団体である一般財団法人不動産適正取引推進機構から発表になった。これは8月6日に発表された速報値だが、前年比で4812名の増加、率にすると2%の増加と人気の高さが窺える。
不動産系国家資格にはマンション管理士や司法書士などがあるが、いずれも受験者数が減少している。そんな中での受験者数の増加である。宅建士への人気の高さが分かって頂けると思う。
そんな宅建士試験だが、個人的には極端に難しくなることはないだろうと予想する。そもそも最近の宅地建物取引主任者試験自体が合格のレベルが高くなっていた。したがって現状のままか、多少の難化程度に収まるのではないだろうか。
いずれにせよ合格に向けてすべきことは変わらない。スクール利用者の方ならばテキストと問題集を繰り返し解き、予想講座や模擬試験で徹底したアウトプットのトレーニングを積む。独学で合格を目指す受験生の方ならば、市販のテキストと過去問題集を繰り返し学習、そして公開模擬試験や市販の予想問題集等で本番を意識したシミュレーションを行うなどである。決して焦ることなく、宅建士試験の合格に向けて邁進して頂きたい。
(関連動画)『27年法改正対応「宅建士」過去10問連結解説』。宅建一発合格エンジンによる動画。宅建業法改正に関する解説を中心に収録されている。