令和6年度(2024年度)司法書士試験対策の学習も直前期に入ろうとしている。
これからの学習はテキストや過去問題集等、現在使っている教材の復習と並行して、本試験を意識したシミュレーション学習にも取り組んでおきたい。
マイナー科目対策を含めて出題予想を利用しよう
もっとも司法書士試験の出題範囲は極めて広く、民法や会社法、不動産登記法などの中心科目に加え、民事訴訟法、刑法、憲法などマイナー科目対策も採る必要がある。
そこでメリハリのある学習をしたい受験生の方におすすめなのが、TAC出版の「無敵の司法書士 2024年本試験予想論点表」だ。
これはタイトルにもあるように2024年度本試験で出題が予想される論点をズバリ予想するもの。昨年度に引き続き、今年も満を持して出版された。
【司法書士試験】記述式配点の変更でどう変わる?あの人気講師陣が動画で徹底解説まとめ!
3つの部門(セクション)でズバリ予想
この「2024年本試験予想論点表」だが、3つの部分に分かれている。まず第1部は「本試験完全シミュレーション」。Wセミナー(TAC)司法書士講座の講師陣が昨年度の筆記試験を徹底分析し、2024年本試験の出題をズバリ予想する。
次の第2部は「予想論点表」。出題が予想される論点を表形式で紹介している。したがって視覚的にも力を入れておきたい分野が分かりやすい。また気を付けるべきポイントが記載されているので、この点も押さえておきたい。
そして第3部は「ポイントチェック」。重要論点をコンパクトにまとめた要点集だが、最近の法改正も扱っているのがうれしい。特に独学者の場合だと、法改正までフォローしきれないケースがあるが、このポイントチェックの活用をおすすめしたい。
このように本書は2024年度筆記試験向けの出題予想に特化した書籍となっている。
もちろん時間に余裕があれば、論点を網羅的に学習することは当然だが、とにかく出題範囲が広い司法書士試験においては、出題予想を参考にした学習も一つの方法だろう。ご自分の学習の進み具合に合わせて、うまく活用してほしい。
今年もWセミナー講師陣がズバリ予想する「無敵の司法書士 本試験予想論点表」。超直前期には総まとめとしての利用方法も
また法改正や試験対策の最新情報については、司法書士講師ブログを参照されるのも良いだろう。Wセミナー、LEC東京リーガルマインド、伊藤塾、辰巳司法書士講座などの講師によるブログ最新記事を知ることができる。
【まとめ】無敵の司法書士 本試験予想問題集と併用で効果2倍
ここまでTAC出版(早稲田経営出版)の「無敵の司法書士 本試験予想論点表」のおすすめポイント、および7月の本試験の出題予想の重要性について書いてきた。
実は、今回の「本試験予想論点表」のほかに「無敵の司法書士 本試験予想問題集」も同時発売されている。
1冊にまとめてくれたら、という受験生の方の声も聞こえてきそうだが、宅建試験などと比較すると圧倒的に受験者数は少ない。出版社も大変なんだろう。
【令和6年度】司法書士の出題予想「無敵の司法書士」がおすすめの理由とは?Wセミナーの出題予想動画も - 速報試験ニュース
模擬試験は伊藤塾やEC東京リーガルマインドなど、司法書士試験の指導実績が高い大手の予備校で実施されているが、回数もそう多くない。そこで更にシミュレーションをしたい受験生の方にお薦めなのが、TAC出版の ...
shikaku-edu.net
なお、上の記事では、Wセミナー司法書士講座の姫野講師によるボリュームある出題予想動画も掲載している。つまり、今回の「本試験予想論点表」そして「本試験予想問題集」、さらに姫野講師の出題予想動画とトリプルアタックで、令和6年度の司法書士試験を迎えることになる。
ぜひ消化していただき、筆記試験の合格を勝ち取ろう。筆記試験の終了後には、各校で解答速報が実施されるので、基準点予想などに利用していただきたい。