2016年度行政書士試験から2週間余りが経った。受験生の方はLECやTACなど大手スクールの解答速報で択一を中心に自己採点をされているだろう。
行政書士試験は300点中の180点以上の得点で合格できる試験だが、その大きなカギを握るのが60点の配点を占める記述式だ。特に2016年度試験では、(科目にもよるが)択一式で解きやすい問題も多かったため、記述式の採点がどうなるのか関心を持つ受験生の方も多い。
そして記述式問題では、採点基準が公開されていない。キーワードのみでも部分点が付くかなど、一切わからないため、ボーダーライン付近の受験生の方は不安を感じているだろう。
目次
林裕太先生の2016年記述式解説【動画】
そんな受験生の方におすすめの動画が、アガルートアカデミー行政書士講座の動画「平成28年度本試験 答案添削会 林裕太講師」である。これは2016年度の行政書士試験から2週間後の週末に東京で実施された採点分析会の模様を収録した動画である。
この答案採点会の収録動画は前半と後半合わせて1時間30分とたいへんボリュームある内容になっている。記述式問題は3問であり、1問あたりも十分な時間を掛けて解説をされている。
もちろん実際の行政書士試験では採点基準は公開されていないため、林裕太先生の独自の見解となるが、大原行政書士講座で豊富な指導経験を持つ林裕太先生の思考方法など参考になる部分が多い。
ネット上では受験生レベルで分析を行っているケースもあるが、大手スクールの解答速報会や今回の分析動画など、信頼性の高い情報を参考にすることをおすすめしたい。
前半
「平成28年度 行政書士試験 本試験 記述解説会(前半)- 林裕太講師」
後半
「平成28年度 行政書士試験 本試験 記述解説会(後半)- 林裕太講師」
その他の講師による記述式分析
40字記述式の問題については今回の林裕太先生のほか、森広志先生(伊藤塾)や山田斉明先生(元伊藤塾)らが動画で解説を行っている。記述式の採点に関心のある受験生の方はこちらの記事も参照されると良いだろう。
関連記事 2016年行政書士試験記述式!難易度・講評・採点基準・キーワードは?【動画解説も】
林裕太先生の記述式対策問題集
行政書士試験における記述式は、合格を目指す上で重要分野のひとつ。この記述式の攻略次第で、合格ラインの突破も見えてくる。
そこで各出版社では記述式対策の問題集を出版しているが、中でもおすすめのが林裕太先生による「 行政書士試験 記述式対策完成への50問-過去問30問+予想問題20問- (アガルートの書籍講座シリーズ)」である。
その理由として以下の2点が挙げられる。
- 記述式問題の解き方をていねいに解説している
- マスターした解法が定着すべく、充分な問題演習量を用意している
なお本書は2016年度版であるが、民法(択一)など科目によっては早くも2017年度版が発行されているので、購入の際は最新版がないか確認されることをおすすめしたい。
[wpap service="with" type="detail" id="4909536035" title="2018年版 行政書士試験 記述式対策完成への50問-過去問30問+予想問題20問- (アガルートの書籍講座シリーズ)"]
なお2017年度向けの林裕太先生の問題集として「行政書士試験 択一式対策完成への問題 民法80問 他資格試験の重要問題を解く」が発売された。
過去問を補完し、民法の得点力アップを目的とする問題集だが、他の試験種(公務員試験など)から行政書士試験向けの問題を林裕太先生が厳選している。2016年度本試験は言うに及ばず、民法は行政法と並び合格ライン突破の決め手となる。ぜひ活用して頂きたい。
【参考動画】平成27年度本試験 答案分析会
「【アガルートアカデミー行政書士試験】平成27年度本試験 答案添削会-林裕太講師」。なお問題44と今回の採点添削会については動画開始直後から、問題45は25分39秒から、問題46は34分17秒から解説を行っている。