2018年10月21日(日)に実施された平成30年度土地家屋調査士試験(筆記試験)の合格発表が、試験実施団体の法務省から行われた。筆記試験の合格ラインおよび基準点は次のような結果となった。
『筆記試験合格点』
午前の部の試験を受験した者
午前の部の試験:満点100点中72.0点以上 かつ
午後の部の試験:満点100点中81.0点以上
午前の部の試験を免除された者
午後の部の試験 満点100点中81.0点以上
『基準点(達しない場合はその時点で不合格)』
多肢択一式問題及び記述式問題の基準点
午前の部(多肢択一式)の基準点 満点60点中30.0点
午前の部(記述式)の基準点 満点40点中35.0点
午後の部(多肢択一式)の基準点 満点50点中35.0点
午後の部(記述式)の基準点 満点50点中33.5点
参考「法務省、平成30年度土地家屋調査士試験筆記試験の結果等について」

上の法務省サイトでは、試験結果のほか記述式の出題趣旨など参考にしたい情報も
講師・スクールの分析まとめ、試験結果の感想は?
残念ながら平成30年度の筆記試験に不合格になり、平成31年度(2018年)の合格に向けて再スタートを切られる受験生の方もいらっしゃるだろう。
そんな受験生の方におすすめなのが、講師やスクールによる分析である。年度により多少の違いはあれど、出題傾向や難易度は極端に変わるものではない(だからこそ、過去問学習が効果的)。
ぜひ試験の分析や講評を参考に、来年度の筆記試験合格につなげていただきたい。
アガルート
元LEC講師で、現在はアガルート土地家屋調査士講座で講義を担当する中山祐介先生による分析動画。合格発表を受けて、平成30年度試験の分析と平成31年度試験に向けての解説を行っている。
なお、アガルートの特設ページでは、「複素数で解く本試験の問21」などの解説動画を無料で公開している。
筆記試験の合格発表(土地家屋調査士試験)
(中略)
1.本試験・徹底分析
中山講師が,平成30年度本試験を様々な角度から分析します。また分析した結果から導き出した今後の勉強法もお教え致します。2.複素数計算VS通常計算要注目
平成30年度試験の問21を例題に、複素数計算VS通常計算を比較します。複素数計算のメリットを知らない方は必見です。3.複素数で解く本試験の問21再配信
『平成30年度本試験の問21』の解答&解き方を再配信させて頂きます。前回見逃した方も是非ご覧ください。(以下、省略。解説動画などは公式サイト・アガルート土地家屋調査士講座
でご視聴ください)
引用「筆記試験の合格発表(アガルート土地家屋調査士講座)」

中山祐介先生は、平成24年度土地家屋調査士試験の総合1位合格者です
【講評動画】「平成30年度本試験徹底分析!~筆記試験合格発表を受けて~ 中山祐介講師|アガルートアカデミー土地家屋調査士試験・測量士補試験」
【最終合格発表後の講評動画】「平成30年度土地家屋調査士試験 合格発表(最終結果)を受けて 中山祐介講師|アガルートアカデミー土地家屋調査士・測量士補試験」
LEC土地家屋調査士講座、口述試験対策や奨学生の実施も
LEC土地家屋調査士講座では筆記試験の合格発表を受けて、無料ガイダンス「あなたに足りないものは何?2019年必勝のためにやるべきこと」を実施。
さらに筆記試験の合格者向けとして口述試験対策、また来年度の合格を目指す方に向けて奨学生試験も予定されている。
「10年で2回出た!どうする土地書式のマイナス座標の処理!?」
苦手な方が多いこのマイナス座標の処理ですが、「この方法が良い!」という一方的な発言等が目につきます。1つの手法のみをオススメしてしまうのは大変危険であると考えます。
得意・不得意や好みが人それぞれあり、結果的にどれが一番自分に合致するのか(早く処理できるのか)は、個人差が大きいところです。
そこで!
考えられる代表的な対策方法を3つほどご紹介。実際に問題演習を通じて、体感いただきたいと思います。
演習を通じて、自分好みの解答方法を発見してください。ぜひ書式道具(三角定規・関数電卓)を持参の上ご参加ください!
実施日時
2019年1月13日(日)11:45~13:15実施校
水道橋本校(生講義)
【動画】「【LEC土地家屋調査士】今年の試験で実力を発揮できなかった受験生へ」
平成30年度筆記試験の実施を受けて、来年度の合格を目指す受験生向けの解説動画。約33分にわたりコメントされている。
金子塾・金子博先生のコメント
元LEC土地家屋調査士講座の講師で、現在は金子塾を運営されている金子博先生のブログ記事から。
不合格という結果を恥じることはありません。
その挫折,悔しさは,来年の合格を勝ち取ることで,合格後の人生において必ずや御自身の財産となります。だから,自分を信じてもう一年,歯を食いしばって頑張りましょう。
応援しています。
日建学院
日建学院では、平成30年度筆記試験の総評と筆記試験「書式問題」模範解答をプレゼントしている。土地家屋調査士筆記試験「総評&書式問題模範解答」の詳細はこちら(日建学院、筆記試験結果発表ページ)
まとめ、合格への第一歩は本試験分析動画の視聴から
ここまで平成30年度土地家屋調査士試験(筆記試験)の合格発表についてみてきた。土地家屋調査士試験は難関試験であり、来年度の合格に向けてスタートを切っている受験生の方もいらっしゃるだろう。
ぜひ合格戦略をもとに学習を継続していただき、合格を勝ち取っていただきたい。その第一歩として、平成30年度筆記試験の分析動画の視聴をおすすめする。

LECやアガルートなどによる分析動画です!
詳しくは、解答速報ページでご確認いただきたい。