過去問だけで合格できるか?

資格試験の短期間での合格には過去問の学習が重要とされる。それでは過去問だけで合格できるのだろうか。

これには「できない」と「できる」と2つの考え方に分かれる。まず「できない」という考え方であるが、過去問ではテキストで扱われる全ての重要ポイント(論点)が出題されるわけではなく、その一部のみが出題されている。

したがって過去問だけの学習だと、「穴」が出来てしまう形になる。であるからテキストを網羅的に学習し(穴がない状態にする)、体系的な理解をすべきことになる。

それに対し「できる」という考え方。これは宅建試験(平成27年度からは宅建士試験に格上げされる)などで顕著なのだが、過去問のストックが極端に多い場合がある。このような試験だと過去問の学習だけで、満点は無理でも合格ラインを狙うことは十分に可能だ。

それに過去問のみの学習と言っても、LEC東京リーガルマインドなどの大手試験対策スクールから販売されている過去問題集では、単なる解答だけではなく詳細な解説が用意されていたり、また関連知識も掲載されていることが多い。つまり問題を解き、解答・解説を確認する段階で過去問プラスアルファの学習ができるようになっている。

過去問学習
(画像はイメージです。)

結論を言わせて頂くならば、国家試験を中心とした難関資格では、「過去問を中心にした学習を進め、そして間違えた個所についてはテキストでその都度確認する」、これがベストの学習法ではないだろうか。ひたすらテキストを読み続けても単調な作業で飽きてしまう。その結果、理解や記憶のパフォーマンスも下がるケースも考えられる。

それよりは「テキストの読み込み」と並行して「過去問題集を解く」のが最適だと思われる。本試験というゴールを意識しながら学習を進めることで、効果的に学習に取り組めるのではないだろうか。つまり過去問の使い方次第で、合格までの期間も変わってくる。

過去問を中心とした学習で、フルタイムで働きながら(日本航空に勤務されていた)難関の旧司法試験に短期間での合格を果たした方がいる。元Wセミナー(当時は早稲田セミナー)の講師で、現在は弁護士として活躍する福田大助先生である。福田大助先生も自身の著書「難関資格 合格したけりゃ、本は読むな!社会人こそ、最短時間で一発突破できる」の中で過去問学習の重要性を説いておられる。

なおこの本では「教科書、基本書はじっくり読むな」「一度書いたノートは、すぐ捨てろ」「仲間はつくるな!一人で勉強しろ」など、常識を破り短期合格を可能にする学習法が参考になる。短期間での合格を目指す受験生の方や、今までの学習法で効果が感じられない受験生の方は一読にされてみてはいかがだろうか。


「難関資格 合格したけりゃ、本は読むな!」の主な内容

1章 第一段階 強力な“動機付け”と“目標実現力”を持つ(まず初めになぜ、今の仕事や職場が嫌なのかをはっきりさせておく/簡単にできる、自分に適した資格の選び方、適性の見分け方とは? ほか)

2章 第二段階 “過去問”にこだわり、無駄な知識は削除する(資格合格法に関する情報を、どう取捨選択し、実践するか/教科書、基本書は読まなくていい ほか)

3章 第三段階 “うるさい場所”“短い時間”で、集中力を養う(いつ勉強するか、どこで勉強するか/勉強は絶対、一人でしろ!仲間はメリットよりデメリットのほうが大きい ほか)

4章 第四段階 “ストレス”を使いこなし、真の実力を手に入れる(勉強と仕事は両立させることで、かえって気分転換になる/疲れたときや気分が落ち込んだときは、腹式呼吸とアロマテラピーでスッキリ! ほか)

5章 第五段階 合格後の起業キーワードは“情報”と“人脈”(資格をとったら、まずは情報収集を/将来を考えたら、オフィスで開業するほうが良い選択だ ほか)

出典:楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/rb/5580927/

(スポンサードリンク)


関連記事

(スポンサードリンク)