行政書士

2017年行政書士試験記述式!難易度・講評・採点基準・キーワードは?【動画解説も】

投稿日:2017年11月14日 更新日:

2017年11月12日(日)に実施された平成29年度行政書士試験。最近の国家資格試験では、司法書士試験や社労士試験などで試験の難化が続いており、平成29年度行政書士試験の難易度に注目された。

その行政書士試験の難易度であるが、一部科目は別として、法令科目は全体的に「標準的~やや難しい(多肢選択式など)」レベルという見方がある。そして受験生の方が解きにくいと感じられたのが「40字記述式問題」だ。

ガイド
最大の関門です。

この記述式は300点満点中の60点を占める分野であり、うまくキーワードを含めるなど答案を作れれば合格ラインの突破に近づく。そんな記述式問題(問題44及び45)の難易度が上がった。

行政書士試験・記述式の難易度が上がったか
(画像はイメージです。)

そして厄介なことに、記述式試験の採点基準は一切公表されていない。一般的には要求される「キーワード」が過不足なく書ければ合格点レベルの答案になると考えられるが、択一科目の難易度によって採点基準も厳しくなるケースもあるため、何とも言えない。

そこで受験生の方にお勧めの講評記事を紹介したい。大手試験対策講座による講評や受験指導を行っている講師の方による記事である。

なお大手スクールを中心に、40字記述式問題の無料採点サービスを行っている(期間限定)。

学習する女性
【行政書士試験】記述式無料採点サービス、TAC・LEC・資格スクエアまとめ

行政書士試験において大きな配点を占める記述式問題。300点満点中の60点という配点なので、出来次第で合否が決まると言っても過言ではない。 平成18年から試験制度が大きく変わった行政書士試験であるが、新 ...

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フォーサイト行政書士講座

分かりやすいフルカラーテキストでお馴染みのフォーサイト行政書士講座でも、試験講評(速報版)が公開されている。

この講評から一部引用すると「最後に、記述式については、昨年同様に難しい印象でした。特に行政法については、その印象が強いです。(2017年11月12日時点での評価)」と、やはり難しいとの評価だ。

ガイド
行政法の記述式は、2年連続で難しかったです。

今回の記述式問題だが、問題46は条文知識で解けた標準的な出題だが、問題44及び45で不安が残る受験生の方も多いだろう。

なお問題44~46の各問題についてフォーサイトで詳しい解説がされているので、分析したい方は参考にされると良いだろう。フォーサイトの講評はこちら

フォーサイト解答速報
▲講評のほか、解答速報の公開も(画像はフォーサイト行政書士講座から)。なお講評ページでは記述式の他、法令科目や一般知識についての解説も掲載されている。

TAC行政書士講座

小池昌三先生や神田理生先生など精鋭講師陣が在籍するTAC行政書士講座では、試験講評が公開されている。

その記述式の講評であるが「記述式ですが、行政法の問題44-やや難、民法の問題45-普通、問題46-易でした。ただ、誰も答えられないような問題ではなく、民法で8割程度、行政法で5割の得点が目標です。(TAC講評より引用、2017年11月13日現在のもの)」とある。

試験終了後には「行政法の記述式が難しかった」という受験生の声が多かったようだが、やはり問題44はかなりの難易度だと評価できそうだ。

なお記述式の各問題について、「出題分析」「目標得点」などが詳細に解説されているので、TACの講評を参考にされると良いだろう。TAC講評はこちら(解答速報ページ)

TAC講評(解答速報ページ)
▲記述式のほか、総評・各法令科目・多肢選択式・一般知識の解説もされているTAC講評(画像は解答速報ページから)

東京法経学院

東京法経学院行政書士講座による講評。難問と言える問題44について『問題44は,難問で,「却下判決」というキーワードを書けるかが勝負の鍵を握っています。(東京法経学院サイトより引用)』とズバリ分析している。

このほか東京法経学院ホームページでは問題45及び問題46についても、詳しい説明がされている「キーワードが書けたか心配」という受験生の方にお勧めしたい。全科目の講評はこちら(東京法経学院)

[全体講評]
 五肢択一式は,例年より若干易しいように思われますが,多肢選択式の難易度は上がっています。また,一般知識等は,いわゆる知識問題が多く,難易度が若干高くなったように感じます。ですので,合否は,記述式問題の出来如何にかかっています。問題46を完答され,問題44及び問題45において,落としてはならないキーワードを書けた方が合格の栄冠を勝ち取られるのではないでしょうか。

引用:東京法経学院、平成29年度講評
(注、太字部分は筆者によるもの)

東京法経学院、講評
▲平成29年度行政書士試験「講評」(画像は東京法経学院サイトから)

講評動画(寺本康之先生が解説)

東京法経学院による講評動画「平成29年度 行政書士試験 講評」。寺本康之先生による解説。収録時間は約48分。

資格の大原

資格の大原行政書士講座による講評。なお本試験当日に作成されたものなので、難易度の分析など評価が変わる場合がある。

記述式
問 44~問 46:3問
本年の難易度は、昨年と同等と思われる。問題 46 については必ず正解したい。

引用 資格の大原
http://www.o-hara.ac.jp/best/gyousei/sokuhou/pdf/2017_sohyo.pdf

小池昌三先生(TAC行政書士講座)

TAC行政書士講座の小池昌三先生による平成29年度記述式問題の分析。なお小池先生が運営されているブログ記事であり、TACの公式見解とは異なる場合がある。

≪記述式問題の振り返り≫
まず難易度から
行政法の問題44-標準~やや難
民法の問題45-標準~やや難
民法の問題46-易しい

引用『平成29年度行政書士試験・記述式問題の振り返り』(2017年11月13日(月)17時49分時点での記事)
https://ameblo.jp/shozo-law/entry-12328066720.html

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なお小池先生の今回の記事では、問題44、45、46について詳しく解説されています。ぜひご覧ください。

野畑淳史先生(LEC行政書士講座)

LEC名古屋地区で講義を担当する野畑淳史先生のブログ記事から。豊富な指導経験を持つ野畑淳史先生の分析に注目。

こちらも野畑先生独自の見解であり、LECの公式見解と異なる場合がある。

【記述】
全体としては易化しています。
(中略)
記述の採点について、まだデータが揃っていないので正確ではないですが、択一が易化傾向であると考えると、多少厳しく採点されると考えられます。

補正措置はないと考えてください。

引用「【平成29年度行政書士本試験講評】その①(速報)」
2017-11-13 14:23:53
https://ameblo.jp/nobattagyousei/entry-12328020943.html

ガイド
野畑先生の記事でも、問題44~46について詳しく解説されています。要チェック!

採点基準予想も

さらに野畑先生のブログ記事では、採点基準の予想も。

記述採点が厳しかった平成25年、27年よりも平均点が高いということは事実なので、
①記述の採点を厳しくして、合格率10%以上(13%程度)にする。
②記述の採点を非常に厳しくして、合格率を10%以内に抑える。
という事態が考えられますが、どちらにしても記述の採点は厳しくなることは間違いないでしょう。

具体的に何をどう書いたら何点・・・というのはわからないですが、択一が150点以下だと記述での挽回は難しくなるかもしれません。

引用「【2017年度本試験講評】その⑧~現時点での総評と記述の採点基準について~」
2017-11-14 21:09:12
https://ameblo.jp/nobattagyousei/entry-12328393881.html

なおLEC行政書士講座では、詳細な解説を行う本試験分析会を実施する予定になっている。

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横溝慎一郎先生(LEC行政書士講座)

LEC行政書士講座のベテラン講師である横溝慎一郎先生のブログ記事から。なお横溝慎一郎先生の独自の見解(評価)である。

動画の中で、記述の採点が厳しくなるかもとお話しました。

個別相談会でもそのことを心配される方が多かったです。

ただ「厳しい」というのは、昨年のように書くべきキーワードそのものでなくても似たようなワードが書かれていたら点をくれるという採点はしないという意味です。

つまり「まっとうな」内容であれば、きちんと点は与えられると考えています。

例えば問題44は「(専ら)行政権の主体として」と書いていなければ、そこについて点はつかないだろうということです。

問題45は「善意無重過失」が抜けていたら0点。ここが「善意無過失」で部分点はつかないと思います。

問題46は確かに条文の表現に即して書くべきですが、「3年間」を「3年」と書いたから点がつかないかと言ったらそれはないと思います。
あと「2つ」書けという問題ですので、それぞれ10点と考えてよいでしょう。

引用「記述の採点が「厳しい」という予測とその意味とは?&当ブログは12年目に入りました」
2017年11月15日(水) 21時55分
https://ameblo.jp/mizo-pan/entry-12328474401.html

伊藤塾(志水晋介)による動画解説、記述式のほか多肢選択式の分析も

伊藤塾行政書士講座の志水晋介先生による分析。本試験分析会での解説を収録した動画解説。なお記述式のほか、やはり解きにくい問題があった多肢選択式についても解説されている。

【動画】2017年度行政書士本試験分析会 多肢選択式・記述式(志水講師)をお見せします!

【動画】アガルート豊村慶太先生による記述再現分析会

元LEC行政書士講座の講師で、現在はアガルートアカデミー行政書士講座で講義を担当する豊村慶太先生による分析会動画。約35分の収録内容。

山田斉明先生(元伊藤塾)による動画解説

元伊藤塾行政書士講座の講師で、現在はリーダーズ総合研究所(辰巳法律研究所)で講義を担当する山田斉明先生による動画解説「『2017年度 本試験ワンポイント解説講義(記述式)』 (山田斉明先生)」

まとめ

ここまで平成29年度行政書士試験の記述式問題の講評について見てきた。確かに40字記述式は60点と言う高い配点で、記述式の得点次第で合格ラインの突破は見えてくる。また一発逆転のケースもあろう。

しかし今年の本試験に限ったことではないが、「標準的な問題を確実に正解する」ことが大切。また記述式では部分点狙いも。

ガイド
諦めないことが重要です。

また今後について受験生の方がすべきことは、ただひとつ。大手スクールの無料成績診断を利用して正確なデータ・情報を把握することだ。今年度はTAC行政書士講座・LEC行政書士講座・資格の大原などが実施している。

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また行政書士講師ブログでは、伊藤塾講師やアガルート講師によるコメント記事も案内されている。こちらも併せて参考にされると良いだろう。行政書士講師ブログはこちら

そして今年は一般知識でも一部難しい出題がされた。こちらも併せて検討されると良いだろう。

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