平成26年10月1日(水)午後4時から平成26年度司法書士試験(筆記試験)の合格発表が法務省で実施された。気になる合格点だが、280点満点の207点となった。
7月の筆記試験終了直後は、あまりの難しさにネット上でも話題となった今年の筆記試験。その後に発表された足切り点(基準点)は午前の部など例年に比べて低いものだった。したがって最終結果となる筆記試験の合格発表も期待が感じられるものだったが、結果は上乗せ点が高く、例年通りの難しさとなった(合格率は若干の上昇)。
法務省実施の試験は司法書士の他、司法試験や予備試験がある。平成26年度の司法試験は合格者数が2,000人を割り1,800人台という難関試験に終わった。司法試験予備試験も同様であり、今後司法書士試験を始めとした法律職を目指す受験生の方は、今まで以上に集中して学習に取り組む必要があると言えるだろう。司法書士試験の傾向はこちら(主要4科目・マイナー科目・改正法分野)
なお法務省発表による合格点・基準点などデータは以下の通り。
1、 筆記試験合格点 満点280点中207.0点以上
(午前の部の試験の多肢択一式問題,午後の部の試験の多肢択一式問題又は記述式問題の各成績のいずれかがそれぞれの基準点に達しない場合には,それだけで不合格となる。)
2、多肢択一式問題及び記述式問題の基準点
午前の部(多肢択一式問題)の基準点 満点105点中78点
午後の部(多肢択一式問題)の基準点 満点105点中72点
記述式問題の基準点 満点70点中37.5点
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00196.html