宅建ダイナマイトスクール(現在は宅建ダイナマイト合格スクールに改称)を運営されている大澤茂雄先生。
大澤茂雄先生の宅建士試験講座と言えば、テキスト代だけで試験対策の学習ができる画期的なものだ。テキストを書店で購入し、専用サイトから大澤茂雄先生の音声講義をダウンロードする。つまり書籍代だけで本格的なインプット学習が可能になる。
大澤茂雄先生の動画から
楽しく宅建士試験対策の学習ができる大澤茂雄先生の講義。元資格の大原の実力派講師であり、現在は宅建ダイナマイト合格スクールを運営される一方、ゼミネット宅建士講座などでも講義を担当している。
このテキストだが、従来は「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」など、従来は4分冊から構成されていた。しかし2016年度版からは、上下巻の2分冊となってリニューアルされている。
2分冊になって内容量は減った印象を持たれる受験生の方もいらっしゃるだろう。4分冊の当時はテキスト中心で重厚なイメージだったが、2分冊版では図を多用することにより、多い情報量を図に凝縮させている。したがって情報量自体は減っている印象は少ない。何より大澤茂雄先生のボリュームある音声講義が用意されているので心配は不要だろう。
そして宅建士試験の合格には丸暗記すべき項目が多数ある。例えば「用途地域」がそのひとつ。貴重な1点を稼ぐために細かい知識を正確に覚える必要があるが、これがなかなか覚えられない。
そこで「合格しようぜ!宅建士音声付きテキスト&問題集」では、街並み等の写真を多用し、記憶のアシストを行っている。大澤茂雄先生のユーモア溢れる記事になっており、女性が街並みを案内する形式になっている。
合格しようぜ! 宅建士2018 基本テキスト 音声30時間付き
この「合格しようぜ!宅建士音声付きテキスト&問題集」だが、タイトルにあるように「テキスト」+「問題集」の形式になっている。宅建士試験の合格には2時間で50問を解答するため、解答力をつける必要がある。それには問題演習を通したアウトプットのトレーニングが必要であり、その点からも本書はおすすめできる。
もっとも難化傾向にある宅建士試験においては、問題演習の量は多い方が安心だ。そこで受験生の方には、「出る順宅建士 ウォーク問過去問題集」など、問題量もボリュームがあり、解説が分かりやすい過去問題集を繰り返されると良いだろう。
また本試験のシミュレーションとして、模擬試験の利用も必須だ。各大手スクールでは全国規模の模擬試験を実施しているが、本格的な模擬試験が無料で受験できるがLEC東京リーガルマインド宅建士講座の「ゼロ円模試」である。
参考記事 【無料】LECゼロ円模試、学習進度の確認と直前期学習の指針に
無料だからと侮れない本格的な内容で、本試験同様に2時間50問の実施となる。また2016年度は夏に行われるため、直前期前の中間目標として受験されるのがおすすめだ。LEC宅建士講座、ゼロ円模試の詳細はこちら(LEC模試ページ)